調理師学校に入学するとまずは入学式とオリエンテーション、そしてクラス分けです。 その後、白衣、包丁、教科書の購入と専門学科の申し込み(有料)です。 私の時代は(35年ほど前)白衣と包丁は自分で用意しても良かったです。 包丁の種類は(和)薄刃6寸5分、柳刃8寸、出刃6寸 (洋)牛刀24センチ、ペティナイフ刃渡り10センチ位。 (中)中華包丁24センチくらい。 専門学科は和洋中、製菓、サービス、教職、などがありました。 学科では教壇兼、調理台があり、上に鏡があって教師の手元が見えるようになっていました。 時々生徒が教壇に呼ばれたりして実際に材料を触らせてもらう事もあります。 教師が調理を済ませた後は生徒が何人か選ばれて試食していました。 次に実技ですがまずは包丁研ぎの練習です。 和洋中の全種類の砥ぎ方を習い練習します。 次に野菜の切り方。 日本料理では桂剥きこれは切れないように長くそして新聞紙の上に置いて 透けて見えるように剥ければOKです。 刻みものは小麦粉を練ったもので何度も練習します。 西洋料理では人参などのシャトー剥き、千切りの練習です。 中華料理では野菜の千切り、柔らかい材料の場合は押さえて下の方から薄くへいでから千切りにします。 きちんとできているか審査を受けてできない場合は追試となります。 調理実習は最初は丼ものあたりから始まり、だし巻卵などをします。 鯛の下ろし方や小魚の下ろし方など。 そして段階的に難しい材料を扱う様になります。 西洋料理ではオムレツ、タンシチューなど。 中華では炒め物などを覚えます。 そして調理台などの掃除の仕方を習います。 又料理の学科以外では材料学、公衆衛生学、調理理論、衛生法規などがあります。 勉強以外では体育祭などもあります。 4月入学として年末近くにはそろそろ就職指導があります。 そのころには多くの現場から就職希望者の募集が始まります。 居酒屋あたりから料亭やレストラン、ホテル、そして学校に残る職員などもあります。 私の友人は料亭では大阪や京都の「吉兆」「灘万」、東京の銀座の料亭などに入った者、 また帝国ホテルやホテルニューオータニなどに進んだものもいます。 中華では赤坂四川飯店や渋谷の南国酒家、赤坂離宮などに進むものもいます。 新年があけると卒業料理展の準備に取り掛かります。 これらは材料費は自分持ちです。 卒業料理展を無事に済ませれば卒業式とそれぞれの就職となります。
将来、有名店に就職したいのなら求人も多いので専門学校に行くのがいいと思いますが、 そうでなければ専門学校に行かなくても調理師にはなれますよ。大学に行くべきです。
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