必ずしも若さが要求される性格の職種ともいえませんが、事務は非生産的な仕事で、おカネを稼ぐよりは必要経費として支出していく部門であることから、人件費も抑えられる限り抑えたい考えとなるのが一般的です。 本来、男女で賃金差別はしない建前ではあるものの、事務系は体力を過剰に消耗せず、日焼け等せず美容が保たれ、長く勤める気がない場合にも引き継ぎで何とかなるなどの利点を無理やりこじつけ、それで【女性向け】とされてきた職種です。 そのうえで、「長く勤める気がないから奥深い仕事も任せない」前提で事務の仕事の領域が決定づけられ、最近でもあまり廃れていない風潮として、【女性の仕事】の代表格、王道とされている面があります。 ※ちなみに女性の社会進出が全く一般的でなかった戦前以前は、初歩の初歩的事務は【書生】という男子学生のアルバイト仕事であり、内容が高度化していくほどに男性正社員の役割であったんです。むかしの組織の機構はいまよりも格段に簡易的で、会社員が仕事をするうえでは、何らかの事務(≒頭脳労働)か販売か力仕事か、その3種にしか分けようがなかったですから・・・
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