解決済み
診療放射線技師と医学物理士の違いを教えてください! それと、どちらがいいのかも教えてください! お願いします!
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医学物理士です。 まず病院の放射線部門は大きく診断部門と治療部門に分かれます。 診断部門は、レントゲンやCT、MRIなどを扱います。 具合が悪くなって病院に行くと、こちらのお世話になります。 治療部門は、診断部門でがんなどが見つかり、放射線治療を選択された患者さんが訪れます。 医学物理士はこの部門のスペシャリストですので、放射線治療内での役割について解答いたします。 医学物理士の仕事は、主に患者の治療計画作成、放射線治療装置の精度管理を行います。 放射線技師は放射線装置を操作し、患者に放射線をあてます。 したがって患者さんから、医師・看護師・技師は見えますが、医学物理士は見えません。 資格の取得としては、技師は技師の専門学校や大学を卒業し国家試験を合格する必要があります。 医学物理士は、比較的新しい職種で国家資格ではありません(国家資格化は働きかけています)。 医学物理士認定機構が試験を行い、認定を行っています。 最近は徐々に認知され、大きな病院では専従させていくところも出てきています。 もし患者さんと毎日接した仕事が希望であれば、診療放射線技師をおすすめします。 診断部門へ行くことも可能ですし、大学卒で技師免許を持っていれば、 何年か業務経験があれば、医学物理士の試験を受けて合格すれば認定されます。 現在、放射線治療はすごいスピードで高度化しています。 医学物理士の本来の役割は、放射線治療医が行っている治療計画業務を行うことであり、 高度な医学的知識と放射線物理を持っていなければいません。 言い換えれば医師から「ここにこれだけ照射してください」という指示に、 それ以後の照射業務に対して全責任を負わなければならない職種であると考えています。 (私はそれくらいの覚悟でおこなっています) "本物の"医学物理士を目指すのであれば、理系(とくに物理)の大学・大学院を卒業した上で、 医学の道(がんプロなど)へ進んでいただきたいと思います。 ただ現状、医学物理士にそれだけの苦労に見合う報酬・地位はありません。 長文ですいませんでした
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