解決済み
世界遺産に関わるといっても様々。例えば自分の場合にはユネスコ世界遺産センターの懐にコンサルタントとして飛び込んでいました。 一般にはおっしゃるように観光業でしょうかね。ツアーガイドとして世界遺産を案内した経験もありますが、旅行会社に就職するとなると必ずしも現地に出向くツアーコンダクター(添乗員)になれるとは限りませんよね。営業や裏方の手配などになることも有り得ますし。 どこか特定の世界遺産であれば、例えば姫路城であるなら姫路市の職員になること。これは地方公務員採用試験に合格することが前提。但し採用後に希望する部所に配属されるかは確約されませんし、就任できたとしても人事異動もあります。大学で古建築や修復技術を学んでいれば、ある程度固定されるでしょうけど。ただ昨今は公務員も安定した職業ではないですし、税金を使って世界遺産を維持する訳ですから、議会予算委員会や市民オンブズマンへの説明など雑務に追われることも多々。 修復技術を学ぶという意味では宮大工に弟子入りするのはユニークな選択かも。一人前になるまでかなりの時間を要しますが、木造建築の世界遺産の修理に携われる機会はあるかも知れません。その時、棟梁にでもなっていれば歴史に名前が残りますね。 ちなみに世界遺産は観光誘致で作られた制度ではなく、保護が目的です。そこへ観光客が押し寄せ観光公害が起こっている事実もあります。世界遺産を通し個人の知的好奇心を満たす手助けをする旅行業は需要もありますが、ただ営利追求しかしない業界団体はいずれ糾弾されるでしょう。現にユネスコでも「世界遺産における持続可能な観光学習の利用」に関するワークショップを立ち上げ、UNDP(国連開発計画)などと将来的な入場制限についても検討しており、世界遺産観光が商売として成り立たなくなる時代がくるかも知れないことも見据えておくべきでしょう。
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る