私はいま、ヘルパー二級の資格を取るための勉強をしています。 他県ではすでにヘルパー二級の制度はなくなり「介護職員初任者…

Question

私はいま、ヘルパー二級の資格を取るための勉強をしています。
他県ではすでにヘルパー二級の制度はなくなり「介護職員初任者研修」に切り替わっていますが、講師からは「ヘルパー二級と初任者研修は全く同じ扱いだ」と説明を受けました。
でも、職場の先輩は、「ヘルパー二級だと、あとから何らかの研修を受けないと介護福祉士などの資格が取れない。だから初任者研修を受けておいた方が良かった」といわれました。
どちらが正しいのでしょうか？

また、後者が正しくて追加で研修を受ける必要があるとしたら、それは通信教育や働きながら通えるスクーリングで習得できるものなのでしょうか？それとも一定期間専門の学校へ通う必要があるのでしょうか？
この新制度について詳しい方、教えて下さい。
また、今後ヘルパー二級から介護福祉士にステップアップしたい場合の条件についても従来と変わった点があったら教えて下さい。
お願いします。

Answer 1

介護老人保健施設に勤務しています介護福祉士です。

旧ヘルパー２級（訪問介護員２級）と介護職員初任者研修は、講習会の時間も１３０時間と同じですが、旧ヘルパー２級は、訪問介護に特化した講習でしたが、介護職員初任者研修は、施設勤務にも対応し、認知症の理解・こころとからだのしくみ…などの科目の時間も増加し、最終日には｢筆記試験｣が有ります。従って、内容的には介護職員初任者研修の方が｢濃く｣なります。

私見では、介護職員初任者研修の方が上位の感じですが、介護福祉士受験の際の実務経験ルートでは、旧ヘルパー２級と、介護職員初任者研修は同じと見なされてます。

詳しくは、下記のホームページを参照して下さい。

『財団法人・社会福祉振興試験センター』

実務経験ルートの概略を記載します。御参考程度にお願い致します。

｢介護福祉士実務経験ルート｣

◎平成２６年度（筆記試験は平成２７年１月末）までは～

・実務経験３年＋筆記試験＋実技試験

◎平成２７年度（筆記試験は平成２８年１月末）からは～

・実務経験３年＋実務者研修＋筆記試験

になります。従って、実務経験ルートが変わりますから御注意下さい。

介護福祉士実務経験ルートでは、無資格でも、平成２６年度までは、実務経験３年にて、国家試験を受験出来ますが、平成２７年度からは、実務経験３年に加えて、実務者研修を必ず受講しなければなりません。

｢実務経験３年｣

・従業期間→１０９５日以上

有休、産休、病気休含む期間

・従事日数→５４０日以上

研修は除く、実際に勤務した日数で、１日の時間は関係有りません。すなわち、１日×３０分でも仕事をすれば１日として換算できます。

｢平成２７年度からの実務者研修｣

既存の取得されてる資格により、時間の緩和処置が有ります。

・無資格→４５０時間

・旧ヘルパー２級（介護職員初任者研修）→３２０時間

・旧ヘルパー１級（廃止済）→９５時間

・介護職員基礎研修（廃止済）→５０時間

ちなみに、実務者研修は、実務経験３年に満たなくても受講できます。一例ですが、資格の大原ですと、介護職員初任者研修を取得してましたら、受講料金は｢約２５００００円｣になり、半年の期間が必要です。

御参考頂けましたら幸いです!!