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映画購入の仕事に就くか…?

映画購入の仕事に就くか…?先日は詳しく素晴らしい回答をありがとうございました。 お話を読んでいるうちに興味がわきました。 具体的に、映画購入の仕事をするには何が必要なのでしょうか? お時間がある時またよろしくお願いします。 ありがとうございます。

補足

yasiki03666さん 感謝感激です。お返事ありがとうございました。 見知らぬ世界の仕事の深さにただ驚嘆するばかりです。 業界の裏話までお聞かせくださりありがとうございました。 今までの疑問が更に納得できる形で理解できました。 お返事を読めば読むほど興味がわきます。 けれどギャンブルできない堅物の上 数字にはめっぽう弱い人間なので無理かもしれません。 ライアン・ゴズリングを例に挙げます。

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回答(1件)

  • ベストアンサー

    リクエストありがとうございます。 映画購入担当は、映画会社の中でも邦画以外を扱っている会社にいらっしゃいます。小さな会社は1~3名、大きな会社になると5~6人(かつてのギャガは10人以上!)が世界中の映画祭や映画マーケットに出向いて世界中のディストリビューターやセラー(映画を販売する企業)と折衝したり関係者とコミュニケーションをとったり、作品を見たりして情報を収集し、映画会社として購入するかどうかを決めたり決めさせたりするのです。 中には海外在住の担当もいます。 基本的に英語が堪能であることが前提ですが、それ以外にも情報収集能力と感性そして分析力が物言う仕事です。 情報収集能力とは、どの映画会社がどんな作品を作っているのか?作ろうとしているのか?監督は?出演者は?脚本家は?海外で評判だった作品を手がけた人物か?本人は知らなくても作品は日本で有名だったりする人々を中心に数多くの映画会社の情報をつかんでおく能力です。 映画マーケットに行くと、すべて完成されたものばかりではなく、企画段階のものや、キャスティング中のもの、制作に入ったばかり、出来上がったばかり、などそれぞれ状況が異なっています。試写できるのはもちろん完成されたものでありますが、たまに試写後に作り直すこともあります。(「ラッセ・ハルストレム監督の「親愛なる君へ」はラストがしっくりこないという試写後の感想も多く、若干手直ししました) つまり、世界中で作られる作品(厳密に言えば欧米中心ですが)の様々な状態を把握し、いくらぐらいで日本に売ろうとしているのか?という状況をつかんでおくことが必要となります。 出来上がった作品をみるのがその出来栄えを判断するのには簡単ですが、それでは他社に遅れをとってしまうこともあり、時として企画の段階や製作中であっても、契約してしまうことがあります。(この場合、完成後の試写がまさに戦々恐々。出来がよければほっと一安心ですが、「?」や「…」な作品も確実に出てきます。まさにギャンブル感覚!) 映画マーケットでは、日本の映画会社はお互いライバル同士、他社はどんな作品に興味を持っているか?などの情報戦も同時に存在します。お互いに探りを入れながら、自社のことは決して話さない、なんてこともよくあります。 感性は、「まさに日本で当たるかどうか?」というセンス。こればかりは個人の資質であり、また運ですが。 それを補うのが分析力。これは購入担当ばかりではなく、購入した作品を日本で宣伝する宣伝担当にも必要な能力です。この作品はどういう風に宣伝したらより多くの観客を動員できるか?ということです。国内で上映した作品を分析し、どこがうまくいったのか?失敗してハズレたのかを自分なりに分析し、作品見極めの材料にしていきます。(宣伝段階で失敗するケースもあるので、当たらなかった作品=購入が間違いということではありません) そして冒頭にかきました大前提の英語力。映画購入の担当者はまず数多くの外国人とコミュニケーションが取れる方です。いきなりいい作品にめぐり合うことはまれで、大抵は様々な知り合いをつくり、信頼されてとっておきの情報を得ています。 さていよいよ、作品も絞っていくと、料金や諸条件の交渉が最も重要で、出来るだけ安く購入する、もしくはいい条件を出させることが担当者の最大の関心事です。 例えば、単館映画館に向いていそうな映画を買おうとします。 売り手はなるべく高く売ろうとします。それをいかに下げさせるか? これは映画興行でもっとも大切なのです。3000万で買えるか?はたまた5000万か?この2000万の開きは、映画会社にとって死活問題です。 入場料の半分は劇場の売り上げになりますから、映画会社としては約4000万円を余計に稼がなくてはなりません。4000万円を一人当たりの平均入場料(1800円もあれば、レディースデーや子供料金も合算して人数分で割る、1200円前後です)33333人。仮にその劇場一館のみ(300人で満員、1日4回上映と想定)であった場合、3000万円で購入したときよりも、なんとプラス28日間満員にしていかないといけないからです。実際には1ヶ月もすべて満員に出来るはずはありません。高く買ってしまうとそれだけ黒字を出すことが大変になるということです。 さて実際に就職を考えるとすると、映画購入担当として募集することはまずありません。 大会社であればその部署に属する必要があります。小さい会社でもすぐに担当になることは難しいかもしれません。映画を宣伝したり、製作に携わったりして映画をある程度をビジネスとして理解し、会社として社運を任せられる経験や知識を持ってから担当にさせることが多いように思います。とはいっても会社によって考え方はさまざま。まずは、映画会社に入って、英語が出来ます、洋画好きですオーラを出して、担当の人とコミュニケーションをとり、アピールすることが早道かもしれません。 長文失礼しました(まだいろいろお伝えしたいことはありますが、とりあえずはここら辺で)

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