一級建築士と二級建築士の違いを教えて下さい。

Question

一級建築士と二級建築士の違いを教えて下さい。

Answer 1

建築物の規模によっては、一級建築士でなければ設計・工事監理できません。
建築士法第３条に（一級建築士でなければできない設計又は工事監理）に定められています。

二級建築士資格で設計・工事監理できる建築物は下記の通りです。
一方、一級建築士は全ての建築物に対して設計・工事監理ができます。

①学校・病院・劇場・映画館・公会堂・集会場・百貨店などの公共建築物は延べ面積が500m²未満のもの
②木造建築物または建築の部分で高さが13mまたは軒の高さが9mを超えないもの
③鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、れん瓦造、コンクリートブロック造もしくは無筋コンクリート造の建築物または建築の部分で、延べ面積が300m²、高さが13mまたは軒の高さが9m以内のもの
④延べ面積が100m²（木造の建築物にあっては、300m²）を超え、又は階数が3以上の建築物（例外規定あり）。

一級建築士であっても法規上、全ての建築物の設計又は工事監理ができるようになっていますが、実際は、医者と同じように分野の細分化（内科・外科・耳鼻科・産婦人科のように）がなされており、一級建築士だからといって、一人で超高層の建築物が設計できるわけではありません。
大きく意匠設計（デザイン設計）/構造設計/設備設計と分業化されています。

Answer 2

設計できる建築物の規模が異なる