期末において、向こう3年分の火災保険料(1年分が ¥ 30,000 )を繰延処理し、前払保険料勘定に ¥ 30,000 、長期前払保険料勘定に ¥ 60,000 を計上していた。当期の決算に当たり、適切な費用の期間帰属のための処理を行う。なお、当期首において再振替仕訳は行っていない。” ・TAC仕訳カード "前期末において、向こう5年分の火災保料(1年分が15,000円) を繰延処理し、前払保険料勘定に15,000、長期前払保険料勘定に60,000円を 計上していた。当期の決算にあたり、適切な費用の期間帰属のための処理を 行う。なお、当期首において再振替は行っていない" ・某社、答練問題 "問題 前期末において、向こう3年分の火災保険料(1年分が30,000円) を繰延処理し、前払保険料勘定に30,000、長期前払保険料勘定に60,000円を 計上していた。当期の決算にあたり、適切な費用の期間帰属のための処理を 行う。なお、当期首において再振替は行っていない" 以上は、ほぼ同種(数字が変わっているだけ)の問題と解釈できると思いますが 各社、各サイトにより解答が様々です。 TAC仕訳カードの数字で考えた場合 解答パターン① (借)支払保険料 75,000 /(貸)前払保険料 15,000 (貸)長期前払保険料 60,000 (借)前払保険料 15,000 /(貸)支払保険料 60,000 (借)長期前払保険料 45,000 解答パターン② (借)支払保険料 15,000 /(貸)前払保険料 15,000 (借)前払保険料 15,000 /(貸)長期前払保険料 15,000 解答パターン③ (借)前払保険料 15,000 /(貸)長期前払保険料 15,000 TACでは、 『本問では、機種再振替仕訳と決算整理仕訳の両方を行う必要があります』として ①が正答になっています。 ですが、答練を受けた某社で①パターン7の解答をした際は、添削で不正解になってしまいました。 また、ネットスクールでは ②が正答、別解として③としていて パターン①については触れていません。 http://www.ns-2.jp/boki/ni/answer/109/n1092_a.pdf ①②③それぞれに至る仕訳の流れは、 ①期首再振替仕訳と、期末決算整理仕訳を分けて列記した。 ②期首には当期の支払保険料分のみを前払保険料から振替え、 期末には翌期に長期前払から前払になる分(1年分)を振替えている。 ③相殺している と解釈でき納得もいくのですが(③の相殺はなんとなく違和感ありますが…) 本試験で同様の設問があった場合に、 どの回答パターンを選択するべきなのか(安全なのか)不安になっています。 個人的には ①は経過勘定をしっかりと期首再振替仕訳をし残高を0にしたのち 決算で翌期以降分を再度計上し直しているので一番しっくりきているのですが、 某社答練で不正解になったことと、 他社問題集やサイトでは別解が無く、 ②のみ正答としているものも多いのでもやもやしています。 中部会計など http://www.caps.ac.jp/topics/109kyu2.pdf http://boki2kyu.sblo.jp/article/16486226.html ただ、実際に勘定を作ってみると ②のほうが簡潔で見やすい(特に支払保険料勘定。当期分の費用が一回借方に計上されるので)かなという印象もあります。 長くなってしまって本当に恐縮ですが、ほぼ独学者なので ここが本当にわからず困っています。 よろしくお願いします。