ポン利率が低いとき、社債購入より銀行に預ける方が将来の利益が高くなるから社債購入者が減る。 ↓ 実効利子率よりクーポン利率の方が低いままだが、額面より安くすることで、利率が低い分をカバーする。(金利の調整をする) ここまではわかるのですが、下記例題を見たときに、どっちみち銀行に預けていた方が利益が大きいから、金利の調整ができていないのでは?と思ったのですが、銀行に預けるのと社債購入と利益は変わらないのですか? 【例題】 額面金額:10,000円(金利:5% 年1回) 取得価格:9,733円 満期:3年後 実効利子率:年6% 〈社債購入の場合〉 3年後に額面10,000円+毎期500円×3年=11,500(回収額) 9,733円が11,500円になった→1,767円の儲け 〈銀行へ預ける場合〉 9,733 ↓×1.06 10,316(1年後) ↓×1.06 10,936(2年後) ↓×1.06 11,592(3年後) ⇨9,733円が11,592円になった→1,859円の儲け 額面金額より取得価格を低くしているのはわかりますが、低くしたとしてもその取得価格分そのまま預けた方がどっちみち利益が高くなるから、「金利の調整」という目的は達成できてないのでは? 2つのケースの利益の差額(-92)を誤差と捉えているのか、2つのケースの利益が同額にはなっていないけど、しないよりはマシだから行っているのでしょうか? 問題を解く上では気にしなくていいところなんですが、気になってしまい質問させていただきました。