製作所では、製品Aについて完成品として@ 350の販売価格で取引先に納入してい る。製品に関する製造原価資料は以下のとおりである。これらをもとに下記の問いに答 えなさい。 製品Aの製造原価資料 直接材料費 1,000,000 直接労務費 1,500,000 変動製造間接費 300,000 固定製造間接費 360,000 月次生産数量 360,000 問1 M月に関して取引先から製品につき、2,000個の追加注文があった。X製作所 の生産能力には十分な余力があり、受注可能ではあるものの、取引先はすべての製 品Aの価格をM月のみ @ 300にすることを求めている。X製作所はこの追加注文を受けるべきか。 問2 外部のY社からは、外注による製品納入の商談が持ち込まれている。Y社が提示 する納入価格は@¥305 である。X製作所はこの商談を受けるべきか。考察過程も 示して答えなさい。なお、製品Aに関する固定費は固定製造間接費のみであると仮 定する。 問3 取引先からは製品につき、半製品の状態で10,000個購入した場合の商談が持ち 込まれた。取引先の希望購入価格は@¥175であった。半製品で出荷した場合の製 造原価資料は以下のとおりである。X製作所にとって完成品として販売するのと、 半製品のまま販売するのと、どちらが有利か考察過程も示して答えなさい。 (製品Aを半製品で出荷した場合の製造原価資料) 直接材料費 700,000 直接労務費 300,000 変動製造間接費 150,000 固定製造間接費 月次生産数量 10000個