1級 商業簿記・会計学Ⅱ 資産・負債・純資産編 第9版 P.348』より抜粋しています。 [問題] X2年6月10 X1年4月1日に次の条件で発行した新株予約権のうち、6個(対応する新株予約権の帳簿価格:3,000円)について権利行使を受けたため、自己株式(帳簿価格:@140円)を移転した。なお、払込金額はただちに当座預金口座に預け入れ、会社法規定の最低限度額を資本金とした。 [条件] 1. 新株予約権の発行数:10個(新株予約権1個につき20株) 2. 新株予約権の払込金額:1個につき500円 3. 行使価額:1株につき150円 4. 行使期間:X2年6月1日からX2年8月31日 [答え] (新株予約権)3,000 / (自己株式) 16,800 (当座預金) 18,000 / (その他資本剰余金)4,200 【質問】 自己株式は純資産の科目なので、「自己株式(帳簿価格:@140円)を移転した」だと、仕訳が借方にくると思うんですが、なぜ貸方が正解なのでしょうか?