大学教授になるためにはまず助教にならなくてはいけないらしいですが、助教として採用してくれやすい大学院などはあるのでしょう…

Question

大学教授になるためにはまず助教にならなくてはいけないらしいですが、助教として採用してくれやすい大学院などはあるのでしょうか？
例えば国公立の方が採用してくれやすいなど、
それともどの大学も同じですか？

Answer 1

助教となる前に、まずどこかの大学の専任講師などでの就職口で身分を定着させる必要があります。

そのためには、「専攻科目」に空きがある大学の照会を指導教授等から受けるべきで、いったん担当科目を持てば、それを助教→教授と登り詰めるうえで死んでも他者に渡さない、という覚悟で取り組み、しかも大学教員としてのノルマである自主研究を同時進行させていくことになります。

どこの大学でもそうですが、ただ学生との授業時間を持てばノルマを果たせたことにはならなくて、専攻分野の論文提出を数多く課されます。そういう研究過程を経て中短期の留学・出張等の機会を与えられたり、また学会出席や学外活動としての講師依頼など、有能と認められれば本来の授業以外にも仕事はいくらでも回ってきます。

それもこれも、本来大学院が就職先を紹介するというより運とタイミングの問題です。専攻科目がよほどにレアで諸大学が開講に及び腰になるものだと厳しく、その逆は逆で多くの候補者同士間での採用争奪戦になります・・・

※客員教授とか特任教授とか、講師歴がなくても他の実績で世間に名が知れ、それで教授の地位として招かれる「招へい」ということもあります。が、若い日から大学教員を目指す場合、その入り口は院の指導教授との連携がすべてです