解決済み
学校図書館司書教諭について 学校図書館司書教諭の資格というのは、司書資格+教員免許ですか? それとも全く別の資格ですか? 教員免許を先に取っておく必要があるとか、必要な単位数が違うとか、サイトや資料によって書き方が様々なのでよく分かりません。 また、学校司書や司書教諭などの名前もありますが、これらは同じ職業をさす言葉なのですか?
回答ありがとうございます。 たとえば、司書教諭の資格だけを持っている場合、教諭として働くことは出来るけど、公共図書館などで(司書資格が必須とかの場合は)司書として働くことは出来ないんですよね? 子供達に本の楽しさを伝えたく、司書教諭が良いのではと思っていたのですが…。任命されないとなれないんですね。 司書教諭と司書の資格を、大学在学中に同時に取得するのは難しいのでしょうか?
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*** 補足を受けて *** >司書教諭の資格だけを持っている場合(中略)出来ないんですよね? そうです。 >任命されないとなれないんですね。 そうです。 >司書教諭と司書の資格を、大学在学中に同時に取得するのは難しいのでしょうか? 一応、可能です。ただ、教育学や図書館情報学を専攻しない場合、該当単位が卒業単位に含まれません。つまり、その分を余分に取らなくてはならないのです。教育実習、介護等実習、図書館実習等々のことも考えるとかなり大変です。教員免許は種類によって必要単位数が違うのですが、特に小学校は単位が多いので質問者さんの頑張り次第ですね。 最初から教育学部であれば、追加で取得するのが5科目10単位+13科目24 単位だけとなり多少は楽になりますね。 ***かなり、長いです。*** 「司書教諭」と「司書」は全く別の資格です。司書資格+教員免許で司書教諭にはなりません。 名称で言えば、「学校図書館司書教諭」=「司書教諭」、「図書館司書」=「司書」ですね。本来の資格名は、「司書教諭」と「司書」なのですが、敢えて区別するために頭に色々と付ける人がいます。(中には司法書士を誤って「司書」と略す人もいるので御注意を。) >教員免許を先に取っておく必要があるとか、必要な単位数が違うとか、 これはどちらも正しいことです。 司書教諭の資格を取るためには、教員免許+司書教諭に必要な5科目10単位の履修が必要です。司書資格に必要な13科目24 単位とは科目も全く被りません。 司書教諭は、あくまで教員です。教員採用試験によって採用され、教員として生徒を指導する立場にあります。各学校では、校長が在職する教員で司書教諭になる資格がある人の中から「司書教諭」を任命します。(言ってみれば、学年主任や生徒指導の先生と同じ扱いです。)当然、人事異動が有れば、司書教諭としての任が解かれることもありますし、また任命されることもあります。司書教諭として任命されていなければ、普通に担任を持ち、部活や委員会の顧問やその他分掌を持ちます。(司書教諭でも、実際は兼務が大半ですが。) 質問者さんを混乱させている要因は「学校司書」だと思われます。 司書教諭が13学級以上の学校に必置となったのは最近のことです。それまでも学校教育に学校図書館を活用したい自治体はたくさんあり、図書館を担当する事務職として「学校司書」を置いていました。(教員は、採用やお金の問題で市町村は簡単に増やせないのです。)これが定番化し、学校司書が必置となった今でも、学校司書と司書教諭を並行して置く自治体がたくさんあります。 「学校司書」は法律などの裏付けのある職名や資格ではないため、採用時の名称は自治体によってバラバラです。(「学校司書」は通称です。実際の職名は、「読書指導員」「学校図書館補助員」「学校図書館司書」などバラエティに富んでいます。)募集される人員も、司書資格が求められたり、司書教諭の資格が求められたり、資格不要だったり、もっと別の資格が必要だったりと自治体によって変わります。「司書教諭」と「学校司書」の制度比較や分業例は文科省のHPを見ていただくと分かりやすいかと。 なお、司書資格は「学校司書」の募集で求められることもありますが、一般的には公共図書館や大学図書館で働く際に取っておくと便利な資格です。国会図書館のように司書資格が無くても働ける図書館もありますよ。こちらも採用の多くは非正規です。 司書教諭、司書ともに資格に必要な単位は大学で取れます。通信や短期講習での取得も可能です。(教員免許本体は、講習では取れませんのでご注意を。)それぞれ、どこの大学で取れるかが文科省HPに毎年載ります。 たくさんある大学受験サイトなどを見ると、取得できる学部やそこの試験科目、偏差値なども分かりますよ。大学が絞れたら、その大学HPで本当に取れるかなどを確認するとともに、就職率を御覧になると良いと思います。資格が取れても就職できない大学では仕方がありませんから。 参考: 学校図書館:文部科学省(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/index.htm) 子どもの読書サポーターズ会議 第10回 概要:文部科学省(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/meeting/08092920/1282768.htm) 司書について:文部科学省(http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/index.htm) パスナビ旺文社(http://passnavi.evidus.com/search_univ/license#000000000000-00000--)
>司書教諭の資格だけを持っている場合、教諭として働くことは出来るけど、 >公共図書館などで(司書資格が必須とかの場合は)司書として働くことは出来ないんですよね? はい、その通りです。 >子供達に本の楽しさを伝えたく、司書教諭が良いのではと思っていたのですが…。 >任命されないとなれないんですね。 はい、大変残念ながら、そういうことになります。 >司書教諭と司書の資格を、大学在学中に同時に取得するのは難しいのでしょうか? 大学によっては、 ・教員免許と司書教諭だけ取得可能 (教えられる先生がいないので、司書をとるための授業自体が実施されておらず、とれない) ・教員免許と司書だけ取得可能 (教えられる先生がいないので、司書教諭をとるための授業自体が実施されておらず、とれない) ・・・といった場合もあります。 →なので、いろんな大学のパンフレットを取り寄せて、 いろいろ調べてみましょう。 ※教育実習→教員免許をとる人は全員必ず行ってきます。 ※介護等体験→小学校や中学の免許をとる人は、全員必ず行ってきます。 →幼稚園や高校の免許だけしかとらない人については、選択となるため、わざわざ行く必要はない。 ※図書館実習→選択なので、 大学によっては、「希望者のみ」とか、「もともと実施していない」などさまざま。 学校図書館司書教諭免許、図書館司書資格、教員免許の3つですね。 学校図書館司書教諭免許と図書館司書資格は全くの別物です。 ☆司書教諭 教師の一人として、児童・生徒に、 図書館の上手な利用法や、調べ学習で必要な参考資料の上手な探し方を指導する、というのが目的です。 →そのため、小中高どれかの教員免許とセットで取得することが義務付けられています。 →例えば、小中高どれかの教員採用試験に合格し、 小中高どれかの教員として働き、 授業や部活・担任を受け持ち、 放課後や空き時間などを使って、司書教諭としての仕事もする、 というのが一般的。 →司書教諭専門での採用というのはあまりない。 →なので、 「図書館司書資格は持ってるけど、 教員免許や学校図書館司書教諭免許は持ってない」 という人が、司書教諭になることはできません。 ※学校図書館司書教諭免許を発行するのは、「文部科学大臣」「文部科学省」です。 そのため、申し込んでから発行されるまで、1年程度かかります。 都道府県教育委員会が発行するものではありません。 ☆学校司書、図書館司書 学校図書館で、 本の貸出・返却の処理、本棚の本の整理などをする仕事です。 →公立学校の場合は、市町村で、 私立学校の場合は、各学校で、 募集していますが、 「図書館司書資格お持ちのかた」 「無資格者でもOK」 など、募集条件はさまざま。
以前、公立図書館で司書をしていた者です。 国公立図書館や、大学付属の図書館等では図書館司書資格が有効になります。必ずしも募集要項に必要と明記されていない自治体や法人もありますが。。。 それに対して、司書教諭免許は小中学校の図書室を管理する先生といったら分かりやすいでしょうか。 基礎資格が教員免許になり、それにおまけで大学等で単位を取ればくっ付いてきます。 ですので大学卒業と同時に教員免許と司書教諭免許が交付されます。 もちろん、大学指定の単位を取得後、教育委員会に申請しての交付になりますが。
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