音楽関係の仕事について質問します。 私は現在 19才、フリーター、滋賀県在住 なんですが 将来音楽関係の仕事に就きたい…

Question

音楽関係の仕事について質問します。

私は現在
19才、フリーター、滋賀県在住
なんですが
将来音楽関係の仕事に就きたいと
最近思い始めて、
自分で曲を演奏するのとかではなく
レコーディングエンジニアやPA
曲造りやライブなどサポートできるような仕事に就きたいのですが、
その場合はやはり専門学校などに行って知識を身につけたほうがいいのでしょうか？
あと月収が安定してるような音楽関係の仕事だったらなにがありますか？
回答お待ちしております。

Answer 1

34才で音楽業界で仕事をしています。
19才の方には酷な回答になるかも知れませんがご了承ください。

まず、レコーディングエンジニアもPAも専門職となります。
どの業界でもそうでしょうが、専門職で将来に渡って安定した収入を得るには（例えば家族4人を養うには）ある程度の「持って生まれた素質」が最低条件として必要になってきます。
レコーディングエンジニアもPAも音を聴き分ける耳が素質です。
素質があって、人間関係も上手く築け、もちろん良い仕事に巡り会う運を持っていて、初めて定年まで仕事ができるレベルだと思ってください。

また、これも各業界の専門職に言える事かもしれませんが、レコーディングエンジニアやPAも若いうちはそれなりに仕事があります。
何故ならギャラ（お給料）が安くてすむからです。（もちろん才能にあふれ若いうちから高給取りもいますよ。）
音楽業界も不景気なので、同じくらいの技量、いや現場によっては少しくらい技量が少なくても、ベテランと若手でギャラが半分違えば若手を起用します。
逆に言えば、40〜50才くらいの人生において1番お金が必要な時に仕事をなくす人がたくさんいるのが現実です。

月収が安定している音楽関係の仕事でしたら、大手レコードメーカーの正社員になるか、大手芸能事務所の正社員が宜しいのでは？

レコードメーカーに就職したからと言って全員が制作をするわけではありません。CDショップに営業をする人や、TVラジオの番組担当者に宣伝をする人、著作権などの管理をする人、もちろん経理や総務と言った仕事もあります。
専門職ではないので、会社があなたの適正を見抜いてくれて、あなたが実力を発揮できる部署に配属してくれる可能性は高いです。

また、芸能事務所と言うとマネージャーになるわけですが、一般の方はマネージャーと付き人を勘違いされていますが、マネージャーは担当歌手のマネージメントをするわけですから、楽曲制作にもライブ活動にもどんどん意見が言えます。

ただし、日本は学歴社会で音楽業界にもこの波は来ています。特に大手のレコードメーカーの正社員募集は4年制の大学卒業が条件となっている会社が多いです。
私の知り合いでも、東大を出ているメーカーの人など結構います。

職業の安定感と言えば、レコーディングエンジニアやPAに比べ、メーカーや事務所の方が段違いに良いです。
定年まで無事にそれなりの給与で勤め上げられる割合で言えば、前者は10人中2〜3人いれば良い方、後者は10人中6〜7人と言ったところでしょうか。

ちなみに音楽業界に就職するのであれば、体力も必要です。
昼夜逆転は当たり前ですし、前日深夜2時3時まで仕事をして、翌日は9時10時に出勤なんてザラです。
音楽は娯楽産業です。人が休んでいる時が稼ぎ時なので休日出勤も当たり前です。友人の結婚式に参加できなかった事も1度や2度ではありませんし、普通の会社員と生活時間が全然違いますので、それが理由で彼女と別れた事もあります。
長期の休みは、私は今の会社に入ってから9年になりますが、年末年始を除いては昨年新婚旅行で8日間休んだだけで、3連休も1〜2回取ったか取らないかくらいです。
（ちなみに、私の会社よりも重労働の会社なんて幾らでもあります。あなたが知っているレコードメーカーもその中に入っているかもしれませんね。）

それでも体調が悪くて2日連続で仕事を休んだ事はありませんし、精神に異常をきたす事もありません。もちろん、重労働で会社を訴えようなんて微塵も思いません。
それくらいでないと、この音楽業界で生きていくのは無理だと考えます。

ここまで聞いて、それでも音楽関係の仕事に就きたければ、専門学校に通ってレコーディングエンジニアやPAを目指したり、大学受験をして大手のメーカーや芸能事務所に就職してみては如何でしょうか？