看護婦(師)さんお伺いいたします。 準看護婦(師)を廃止になるというのは正式決定ではないのですか？

Question

看護婦(師)さんお伺いいたします。
準看護婦(師)を廃止になるというのは正式決定ではないのですか？準看護婦(師)の方が正看護婦(師)になるべく勉強してる一方、知恵袋では準看護婦(師)の学校へ行きたい旨の質問が寄せられていますし、医師会が反対してるとも聞きます。
どうなんでしょうか？

Answer 1

看護婦という言葉は名称変更により看護師という男女とも共通の呼び方に統一されました。

また、準看護師のじゅんも准看護師が正しいです。

本題に入りますが、准看護師の廃止は１０年以上前から主に看護協会から叫ばれてきました。元々戦争の時に看護師が多く必要で早く養成できるようにと作られた制度です。

しかし、医師会は安い給料で雇うことのできる准看護師が必要だという理由から反対しています。

また、准看護師を廃止するためにクリアしなければいけない問題もあります。

現在いる准看護師が、翌日から働けなくなったら職場も本人及び家族も困ります。どう正看護師に移行していくのか？？ 一定の研修を受ければOKにするのか？ 等、具体的には決まっていません。

また、准看護師の学校は働きながら通うことができるため、経済的に厳しいが看護師を目指す人の砦になっている部分が大きいです。准看護学校の受験資格は中卒でOKですが、現状は社会人が多いそうです。

奨学金制度を利用しても正看護師の学校に通うことが難しい方もいるため、准看護師を廃止するとそのような問題もでてきます。

ちなみに正看護師の学校で４年の夜間定時制は全国で数えるほどしかありません。

このような諸問題を抱えているため、具体的にはまだ決まっていませんが将来的には廃止の方向という感じです。

ちなみに准看護学校を卒業後、２年の進学課程に通えば正看護師の国家試験の受験資格を得られます。

Answer 2

国が准看護師を廃止すると言ったことはないと思います。でも、廃止の方向性へ誘導しているなとは思います。もはや反対しているのはほとんど開業医だけです。
神奈川県では県知事が、県内での准看護師養成を廃止すると言い、残っている医師会立の学校への補助金も打ち切りになります。そうすると学校経営は苦しくなり、神奈川県に准看護学校はなくなることになるでしょう。となれば、県で行う免許試験も行われなくなるでしょう。
このようなことは、各都道府県にひろがっていく可能性もありますね。最終的に准看護師を養成する学校はなくなり、ゆくゆくは准看護師はいなくなるということです。実際、准看護学校は減り続けています。

行きたい人がいれば廃止にしないということではないですので、その点は認識してください。大人気であっても、廃止するときは廃止するものです。

あまり事情を知らずに准看護学校へ進学してしまう人が多いようですし、プラスで進学課程にいけば看護師にもなれると思っている人もいるようですが、そんなに甘くはないと思います。
准看護学校の閉校の始まりよりもかなり早い時期、たぶん、20年くらい前からだと思いますが、進学課程の閉校の方が先に始まっています。つまり、准看護師から看護師になるための道は狭められてしまったわけです。そのかわり.....というわけではないですが、准看護師勤務経験10年で看護師になるための通信課程に入学することができるようになりました。でも、10年の勤務経験って大変だと思います。間に結婚したり、出産したりなどがあればブランクが空き、国家試験受験の年齢はどんどんあとになります。また、通信の学習を続けるというのは、そうとう根性がいります。

准看護師として養成される人が減っていけば、徐々に就職先も狭められるでしょう。

最近の看護系大学開設ラッシュの陰では、学生の実習病院を決めるとき、准看護師を採用している病院は学生の実習先として敬遠されるとも聞いています。それはそうだろうと思います。准看護師さんから指導を受けるのは理に叶わないからです。学生実習が入らないと、ゆくゆくはその病院への看護師の供給が少なくなります。病院経営には看護師の頭数というのは重要なので、大変なことです。

もし、主様が准看護師であるなら、早く進学して看護師になってください。もし、これから進学しようとしている学生なら、よくよく考えることをお勧めします。