結婚式場の牧師や神父に偽物が多いという情報はどこから聞かれましたか。きちんとしたホテルや結婚式場の場合、式場の信用にかかわりますので偽物はいないと思います。ですから、偽物かどうかと言う前に、信用できる式場を選ぶことではないでしょうか。そして、式場に本物の聖職者かどうか確認されたらいかがでしょうか。 神式の結婚式に列席する巫女さんは確かにアルバイトだと思います。キリスト教式の結婚式の場合、オルガンを弾く人や賛美歌を歌う人は、アルバイトでしょう。 しかし、神父や牧師は、基本的にはどこかの教会に属しているのが普通です。とくに、神父というのは、キリスト教のなかでも、カトリック(旧教)の司祭で基本的にローマ法王庁から任命されますので、結婚式場のアルバイトをすることがあるかどうか、質問者様の得た情報は疑わしいと思います。 多くの場合、アルバイトをしているのはプロテスタント(新教)の牧師だと思います。なぜアルバイトするのかというと、教会の運営費や牧師の給料は基本的に信者の献金から支出されています。信者が毎月何千円とか何万円とか決まった献金をするのです。礼拝当日も献金をします。信者の少ない小さな教会の場合、献金が多くないので牧師の生活は苦しい場合があります。日本キリスト教団、バプテスト教団、ルーテル教団など、大きな組織に属する教会は、信者数も概して多く、牧師も経済的に困窮していることはないでしょうが、小さな教団の教会や教団に属さない単立の教会などは、それほど収入が多くないので、結婚式場のアルバイトをしている牧師がいるかもしれません。 もしかしたら、所属協会を持たず、結婚式場の牧師だけをしている人がいるかもしれませんが、こういう人は怪しいです。どこの教会にも雇ってもらえない人かもしれません。すべての教会がそうかどうかは知りませんが、日本キリスト教団などは、雇う牧師を信者たちが決定します。つまり、問題があったり、信者に評判の悪い牧師は、信者たちがその牧師を解雇することがあるのです。 そういうわけで、偽物ではなくても、知性や人間性に欠ける牧師がいることは事実です。私の知人で、伝統のある大学の神学部で勉強して牧師になった人がいて、彼は知性も品性も備えた人ですが、こういう人ばかりではありません。また知的能力は高くても、性格的に癖のある牧師もいます。 私自身が結婚式をあげた会場は、その地域でも有名な高級ホテルでしたが、私たち夫婦の式を担当した牧師はひどかったです。事前に牧師との話し合いがあり、私たちの生い立ちなどを話したのですが、何を根拠にしたのか、私たちが親を大切にしていない親不孝者のように見えたようで、当日の式の説教でそれを言ったのです。空いた口がふさがりませんでした。私たちが味わった過去の苦労を知りもしないで。しっかりした式場でも、こんな「はずれ」の牧師に出会うこともあるのだと知って、びっくりしました。ホテルに抗議すればよかったと後悔しています。
ブライダルって人を喜ばす職業だから難しいよ。
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