解決済み
元警察官の団体職員です。質問者さんのように、自分のなりたい目標をはっきり持つということは、大事な事かと思います。ただ、警察官だけでなくどんな職種であれ、自分の希望が通らないことは多いです。だから、もし希望に会わない場合であっても、やりがいを見つけて頑張ってほしいと思います。 さて、前置きが長くなってしまいましたが、まず、鑑識は警察官の仕事であり、鑑識係は警察における一組織です。ですから、必ず警察学校への入校は義務となっています。 警察学校での教練として、警察業務について必要な知識を身に付ける為の座学と、警察官として治安を守るために必要な体力を身に付ける為の訓練があります。 座学では、警察官の職務執行の根拠である刑事訴訟法や、刑法、道路交通法や警察官職務規定の元である地方公務員法をなどの法律を勉強したり、警察官として必要な技能を習得(鑑識の基本的なことも勉強します。)したり、実際に一線署の業務(警察署の各課での書類作成や捜査手法など)等の警察実務など警察官として必要最低限の知識、技能を勉強します。 一方訓練は、かけあし訓練が主になります。しかも、隊列を組んでのかけあしで回りのペースに合わせて走る事になります。なれないうちは結構きついですが、なれると案外楽に走れるようになります。ただ、警備実施の訓練は、結構きついです。機動隊の入門程度の訓練ですが、夏でも警備服という厚手の長袖と、レギンス(爪先に鉄板入り。安全靴仕様)それにジェラルミンの盾を持ってかけあし訓練をします。 あとは、術科訓練も行います。逮捕術という犯人を逮捕制圧する為に必要な体術の訓練や、柔道と剣道のどちらか一つを選択し行います。(術科は未経験者が結構います。) 警察学校は規律が厳しく、理由なしに遅刻したりすると、厳しい罰がありますが、他の同期と同じように行動していれば問題ありません。 また、先にお話ししましたが、警察学校での教練は警察官として本当に基礎となる部分です。卒業後必ず配属される交番での業務に必要不可欠な知識ですのでしっかりと勉強することをおすすめします。 最後に、警察学校の科長や教官はその道のエキスパートやエリートの方が多いです。ですから、あなたがもし鑑識を希望するのであれば、学校での成績をアピールするして、名前と顔を良い意味で覚えてもらうのもいいかもしれません。また、一線署での交番勤務での勤務態度や勤務時間外で鑑識係に勉強しにいったりして、アピールするのもいいかもしれません。実際に交番勤務でのアピールで鑑識に吸い上げられたひともいますので。 なお、鑑識は刑事課の一部ですが、人数はすくなく、他の刑事より大変そうなイメージが私にはありました。そういう意味では他の警察官より体力は必要かと思います。
なるほど:5
警察官として鑑識で働きたいのならば、警察学校は必ず通る道です。 警察学校というのは、各都道府県警察の警察官採用試験に合格し採用された方が新人教育の為に必ず行く所です。もちろん、警察学校でも鑑識の手法を学びます。ここを卒業し、交番で数年業務をしその間に鑑識への道を自分で捜して行くんです。つまり警察学校を出ていない警察官はいないんです。 警察官になった人はそれぞれ刑事・鑑識・救助・白バイなど希望を持っているでしょう。その道へ進む前に警察官の原点である交番勤務をします。頭に血が上ったケンカ連中、酔っ払い等普通に話が通じない方々を相手にするには、身を守るための護身術となる柔・剣道、相手を確保するための逮捕術ほか身につけるべきノウハウがたくさんあるんです。そして、いくら希望の職種があっても適正が無ければ進めない道もあります。なにより、採用試験は大変な倍率になっているんですよ
なるほど:3
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