京都検定のそれぞれの級に必要な学習時間の目安はどのくらいでしょうか？ 例えば野菜ソムリエなら100時間？

Question

京都検定のそれぞれの級に必要な学習時間の目安はどのくらいでしょうか？

例えば野菜ソムリエなら100時間？とか気象予報士なら600時間とか日本語検定１級なら900時間などと一般的に言われる目安の学習時間があります。
京都検定はどうでしょうか？推測で構いません。

Answer 1

個人差

としか言いようが有りません。
私自身が２級と３級を持っていますが
京都生まれ京都育ちな為に極端に少ない学習時間で受かりました。
具体的には

・３級（一昨年、21年度受験）
過去問題３年分を模擬回答→30～40分

・２級（昨年、22年度受験）
過去問題５年分を模擬回答→１時間ほど

他の２級の方（東京在住）にうかがうと、受験勉強並みに勉強したと言っておられるので個人差が激しいです。
また、色んな要因でその個人差が出てくると思いますので、箇条書きしますね。

・住所
問題の中には京都に住んでいる物なら誰でもわかるものも多いです。
“四条通の東の突き当たりにある神社の名前は？”
と言う問題が過去に出ましたが、東京に例えるなら
“JR渋谷駅前にはハチ公の銅像があるが、ハチ公とは何の動物か？”
程度のものです。
一昨年の３級のセクション10は10問ともがそう言った問題でしたので、京都在住の方なら、それだけで10点です。

・環境
幸いにして私の近親者には日本舞踊・お茶・お花・友禅・和菓子の関係者がおりましたので、幼い頃より京都特有のしきたりや、季節季節の決まりごとが身の回りにありましたので、その手の問題は何とかなりました。
“８月１日に習い事の師匠のお宅に挨拶に上がる事を何と言うか？”等

・趣味
環境のうちの一つですが、私は近親者にお茶の関係者が居るにも関わらず、お茶関係の問題は全滅でしたが受験者がお茶やお花等の習い事をされていれば、そのジャンルの問題には強いのではないかと。

・興味
京都検定を受験されるんですから、京都に興味があることは間違いないんですが、何に興味があるかです。
神社仏閣と言いますが、宗教的背景、政治的背景、文化的背景、時代背景、建築、仏像などが全部神社仏閣のジャンルです。
建物だけでも仏像だけでもいけません。
ですが、大学で建築を学び趣味は歴史書や歴史小説が好きで実家がお寺なんて方がもしおられれば、簡単なものです。
同様に習い事、芸事、伝統行事、花街、歴史、伝統工芸等どこまで興味を持たれ、また調べられるかです。

・観光経験
第２回（１級試験としては初回）の１級合格者の方が言われていましたが、
「とにかく足を運んで、そこの駒札とパンフレットを読んで下さい」
という事です。
京都検定で毎年出題される問題の中で難易度の高いものに
“以下の茶室と寺院で間違っているものを選べ”
がありますが、私は前述しましたがお茶関係は本当に苦手なんです。でも実際に行った所だけは覚えていなくとも選択肢を見ればどれかは解りました。
実際に足を運んでその場でパンフレットなり駒札を読んだ物は、字を読むだけとは違い、必ず頭のどこかに残ります。

結局は、どれだけ京都を歩いたか、どれだけ接したか、どれだけ興味を掘り下げたかで合格までの学習時間はかなりかわると思います。

最後になりましたが、１級試験ですが質問者様の得意・不得意がわかりませんので何ともいえませんが、
１級は数ある検定の中でも難易度の高い物だと思います。
最低限、過去問題の
・２級３級の問題は問題なく解ける。
・１級の問題が理解できる。
・１級の回答が理解できる。
事が最低条件だと思います。
また、１級合格の方はどれだけ京都に足を運び、京都をうろうろされるかが合格の鍵だと言われています。
その方は年間関東の方ですが年間20～30回、日数にして三ヶ月弱京都に起こしになっておられ、また京都の者でも知らない所や、知っていてもおよそ行かない場所にも足を運ばれ、その度に駒札やパンフレットの解説をきっちりと読んでおれれます。

京都に月１程のペースで来られる２級の方でも１級試験は受かる気がしないと言われますので、かなりの時間を裂かないと１級は難しいのではと思います。