はじめまして、私は福島県に住む性同一性障害（MTF）の高校３年生の者です。 進路を決める年になり、悩んでいます。 も…

Question

はじめまして、私は福島県に住む性同一性障害（MTF）の高校３年生の者です。
進路を決める年になり、悩んでいます。
もともとは専門学校に進学を考えていたのですが、家が浪江町にあり被災しました。築５年と比較的新しかったため、ローンが２０００万近く残っており進学は断念することに決めました。それに、出来るだけ早い段階で性別適合手術を受けたいこともあり、就職希望にしています。学校は商業高校で、圧倒的に女子の割合が多く、私がMTFだということはほとんど知っており、みんな普通に女子として扱ってくれています。しかし、社会に出ればそのような事はまずありえないと思っています。希望する職種ですが、出来るだけスーツを着る仕事はしたくないと思っています。（容姿や声的にも男性に見られた事はありません）私服やユニセックスの会社などはあるのでしょうか？また、現実的に見て、職場での男女区別や、MTFの就職の厳しさなど教えていただけたら幸いです。今のところは、作業着をきる工場などが良いのかなと考えています。ちなみに、今現在持っている資格は（ワープロ検定２級、情報処理検定１級、簿記検定３級、電卓検定１級）です。

内容がまとまっていなくて申し訳ありませんが、アドバイスよろしくお願いいたします。

Answer 1

性同一性障害当事者です。ＭＴＦです。
性同一性障害当事者への社会の偏見は根強く、就職は限られており、事務職も含めて資格を持っていようと会社側から理解が得られない限り不採用です。性同一性障害を理解してもらえても、更衣室やトイレなどで不採用になる職場もあります。

できるだけスーツを着たくないというと、就職活動には女性用のリクルートスーツを着てメイクもして髪も伸ばして行くお考えもあるのでしょうか？ 診断書はお持ちでしょうか？ 18歳以上なら保護者同意があればホルモン可能ですが、されているのでしょうか？

私服の会社はありますが、正社員はＩＴの一部を除いて少ないです。あとはアルバイトです。他に私服はいいが男性で長髪不可のところや女性は私服可でも男性はスーツの会社もあります。アルバイトでも一般的な接客は私服可でも服装髪型は厳しいです。

私の場合、２００７年から最近まで働いていた派遣会社の例ですが、派遣先の関係で女性としては働けず、服装と髪型は自由ながら、スカートやパンプスは不可、髪は長く腰までありますが、黒ゴムで束ねなければならず、シュシュやポニーテールは不可、女性用ジーンズと男女兼用のブラウス、靴はローファーで、靴下は黒のストッキングでした。この会社はお金に困って飛び込んだ会社でした。その前は鍼灸と柔道整復の専門学校の鍼灸科に入学しましたが、理解が得られず退学となりました。

現在、性同一性障害当事者として、当事者の自立支援や健康維持の援助のため、看護学校（大学含む）や鍼灸あんまマッサージ指圧の学校への進学も考えていますが、受け入れてもらえるか不安なことや、金銭上も厳しく、受験に至っていません。

性同一性障害で、最も就職しやすいのは、夜の水商売や風俗などの特殊な接客業です。ニューハーフショーパブ、ニューハーフバー、ニューハーフ（男の娘）カフェ、ニューハーフヘルスなどです。東京では新宿歌舞伎町、新宿２丁目・３丁目、六本木や秋葉原です。福岡だと福岡市の中洲や親富孝通りや北九州市の小倉駅に近い京町などにあります。

あと、性別適合手術を早めに受けたいということなので、アドバイスしておきます。

性同一性障害の治療は、第１段階、第２段階、第３段階のガイドライン治療で、第１段階は心理療法・カウンセリング、第２段階はホルモン療法（副作用がひどいなど状況によってはＭＴＦの場合、睾丸摘出手術あり）、第３段階は性別適合手術です。私は健康上の理由などで仕事をやめたことから、第２段階の手前で足踏みです。

ホルモンと手術は保険がかからず治療費は高額です。ホルモンの危険な副作用や手術によるダメージのケアも一生続けなければなりません。戸籍の性別変更は第３段階まで終了が条件です。第３段階の手術は国内でも岡山大学病院やナグモクリニックやカズキプライベートクリニックなどの一部に限られ、費用も高額で、タイで手術する人も多いです。しかし、タイで手術しても１００万円以上必要です。

こうした状況のため、仕事が得られずに治療の中断を余儀なくされて体をつぶす人もいます。現実にはそちらの人が多いです。そのためにも一般的な就職では家族や職場からの理解が不可欠です。当事者には、職場の理解が得られない状況で、ストレスを抱えつつも我慢して、治療をしながら働く人もいますが、ホルモンの副作用（吐き気、嘔吐、頭痛、視力低下など血栓症、ウツなど）による仕事への影響や、体の変化でホルモン投与が職場に分かって仕事を失う人も多いです（例えば、胸が膨らんで痛くてブラなしでいられず、ブラをつけていることが会社に知られるなど）。

いよいよ仕事がないときのために、ニューハーフショーパブ、ニューハーフバー、ニューハーフ（男の娘）カフェ、ニューハーフヘルスなどを考えることも必要です。私も最近、偶然知り合ったＭＴＦよりニューハーフショーパブを紹介されています。特に私は４０台で仕事がほとんどなく、最終的にはそれも考えています。

性同一性障害の当事者団体（ＭＴＦ、ＦＴＭ両方）には、ニューハーフバーなどへの就職を嫌って、偏見とたたかわなければダメだとして、一般的な就職を押し付けがましく言って当事者を追い詰めるようなことをするものもありますが、気にしないことです。先日も中部地方の当事者団体の役員で性同一性障害で不登校やひきこもりの人への相談をしていて当事者を外に引き出そうとしている人や、関東の当事者団体の担当者と言い合いになったりしました。

治療方針については、一度、新宿歌舞伎町にある湊川クリニックに相談されるといいでしょう。院長先生がＭＴＦで、他の医療機関やタイで手術する場合のアテンド会社の紹介もしています。ＪＲ新宿駅東口を抜けると歌舞伎町はすぐなので、新宿区役所と東横イン歌舞伎町を目指します。東横イン歌舞伎町の横に新宿朝日館があり、５Ｆがクリニックです。

Answer 2

はじめまして。昨年就職したものです。
自分は東京に住んでいますが、3・11の時は仕事をしていて、長いゆれを感じ、とても大変な一日でした。（結局帰れず、会社に泊まりました）
被災地にお住まいの質問者様はとてもつらい思いをしたと思います。
さて、本題ですが、「資格」を見るとやはり「事務系」がベストだと思いますが、「事務系」ですと、そういった「差別」がとても多いので、お勧めできません。自分も質問者様と同じく「商業高校」に行ってました。やはり似た感じの資格を持ってます。（ワープロ検定1級、情報処理検定2級、簿記検定1級、そろばん段位、数学検定2級）けれども、自分は「スーパー」に就職しました。一見「資格関係なくない？」と思ったと思いますが、意外にも「簿記」が毎日のように絡んできています。なので、以外にも「スーパー」なんてどうでしょうか？
ちなみに、就職は地元「福島」なのですか？それとも「東京」にするのですか？