解決済み
理学療法士10年目の者です。 理学療法士になるには国家試験を受験し、国家資格を取得する必要があります。国家試験受験資格は、大学、短大、専門学校などの「理学療法学科」で文科省あるいは厚労省の定めるカリキュラムを履修し所定の単位をとらなくて得られません。学校は3年制・4年制ともに併存しています。 これら養成校の入学難易度・倍率はピンキリです。受験科目もセンター7科目必須から面接のみ程度まで一般的に高校三年生の偏差値だと52~62が一番多い層でしょう。授業料は年20万~120万程度まで幅があります。授業料の高い学校ほど入学難易度が高く合格率も低い傾向が顕著です。おしなべてどの養成校も進級・卒業に厳しく、一定レベルに達していない学生は容赦なく落第させます。これはレベルの低い学生を卒業させ国試受験資格を与え、結果として合格率を下げる事を防ぐためです。国公立や高い評判の定着している養成校以外は、国試の合格率で学校の評判・入学者のレベル・学校の存亡が左右されるからです。そのため、カリキュラムは厳しく、レベルはともかくつめこみ勉強の勢いとその量はかなりのレベルを要求されます。といっても、たとえ膨大な量でも医学的基礎知識の正確な記憶ができ、一定期間忘れない能力があれば多少バカでもいつか通過できます。脱落する学生は2パターンがあり、少ない者から「授業時間や校風のシバリが想像以上にキツくて脱落」「学習能力が追いつかなない、勉強できないので脱落」「長期の実習(必修・だいたい4ヶ月×3回程度)で、適正、人間性(ここが大きい)、で問題ありとされSVが実習中止し追い返したり、我慢できず逃げ出したりして落ちていく者、の典型に分かれます。理学療法士の実習はその専門性からスパルタ傾向があり、実習中のホテルなどで自殺する者が毎年一人はでます。大抵の学生は実習>試験>国試>入試の順にキツイ、と思うでしょう。入試がいくら大変でも学校に入ってからに比べれば屁みたいなものです。仕事自体は本人次第で辛くもなり楽しくもなるでしょうが、専門として余裕が持てるまでの数年間は頭の中をフル回転しながら体も動かさなくてはならないハードな仕事と思ってください。少なからず覚悟を持たないと引き返せない仕事ではあります。これはPTになった者にしかわからないと思いますが、病院の中で一番患者と繰り返し顔を合わせ、長時間時間をともにし、愁訴などの話を聞き、転倒事故などに細心の注意を払った上で、クレームをださないどころか感謝されて当然のごとく、諸疾患に対しリハビリを組み立て実施する、というのは相当にハードな仕事であると言えます。 理学療法士に限らず、医療従事者を志す者の中には、少なからず医療関係の仕事が比較的ワリの良い仕事であり、手に職をつけるにあたって仕事量としてもそれほどキツくない、と踏んで志したと思えるタイプの人がどの職域にもいます。多数派です。理想と現実のギャップに耐えられず能面のように表情なくギリギリの適当さで毎日病院勤務している人が本当に大勢いますよ。蛇足かつ私見ですが、前述の実習中の自殺が比較的多いということについても、理学療法士という職業ならではの何かがPTSの自殺を際立たせているとも考えられる節があります。真剣に考えてくださいね。
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質問が大雑把すぎて分かりません。高校生での授業選択の話ですか。養成校での選択の話ですか。多少の経緯くらい書くのが礼儀です。 以下は、高校での授業選択の質問と仮定しての回答です。 志望校で課されている試験科目を選択すればいいだけです。 理学療法士になりたいから○○を勉強した方がいいなんてのはありません。理学療法に必要な知識はちゃんと大学で勉強します。高校では受験のための勉強をしてください。
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