解決済み
通関士の現場について危険な事ってありますか? たとえば、素人が想像しちゃうのは、 ・検査、検品などの、脱法、不正、密輸などを指摘、発見しても、会社や取引先などから圧力がかかって、コンプライアンス遵守する立場を貫くのにプレッシャーがかかる。 ・場合によっては、「何だ、うるせー野郎だ。と言って、拉致されたり、港に沈められる。」 なーんていう、B級シネマ的なことを心配しているんですが、 業界実務現場では、実際どうなんでしょうか。 ある程度、なあなあでやってる感じなのか、通関士の客観性、独立性は、業界慣習としてある程度一線守られているものなのか? それとも、実情は名義貸し、ザルみたいな感じになっているのか? あまり、うるさいタイプは「融通がきかない」といって、排除されるような業界カラーなのか? 私自身は、不動産業界で、トラブル案件の商業ビルに単独で地場の不動産会社と現物確認・交渉に行ったり、会社や取引先のプレッシャーにもある程度柔軟に対応しつつ、コンプライアンス的なところと、取引条件の融通の落とし所を調整したり、などの対応はそこそこやってきた感じです。 貿易で扱う貨物は、不動産の様な、目に見えにくい瑕疵や、個別事情にによって幅のある法令規制、引き渡し状態などの、あいまいさはないと思うのですが、何せ「波止場、水際、外国貨物」というのにまつわる、何となく、怪しげなオーラに、「どーなんだろう。」と、ワクワクしているのですが。。。
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元通関業者(中堅企業の営業的立場)の者です。 やはり質問者様の想像されるような場面はほとんどないと思われます。 私も一度だけ荷主企業(準大手総合商社)から、中国への密輸出に近い仕事の依頼を受けたのですが、そのときは「通関業者として、そのようなことはできません。」ときっぱり断りました。 ―もしも「業者を変えるぞ」と脅されたら、「当社が何か悪いことをしましたか。そんな仕事はどこも引受けませんよ。」と言えばいいですし、「全てウチで責任をとるから」と泣きつかれたら、「もしもバレたら、当社は通関業の許可を取り消されてツブれます。従業員数百人の面倒を全て見ますか?」とツッパねればいいことです。―(こういう会話にはなりませんでしたが。) 要は、違法性のある仕事に対しては、120%ノーなのです。 ときどき「コンテナを開けてみたら、書類にはない○○がでてきた」「書類上は△△のはずだが、実際は社会悪物品だった」の類の事例が発生しますが、それは「通関業者は知らなかった」という場合がほとんどです。しかし、通関業者というのは「知らなかった」では済まされず、税関等から事情徴収されるようです。税関は通関業者を信頼して通関業の許可を与える。通関業者は荷主を信頼して仕事を引き受ける。ということですね。それ故通関業者は怪しい荷主の仕事は引受けません。 私は「通関士」ではありませんが、こういう人達は「いろいろとやかましいな」というのが本音ではありました。しかし「通関」という仕事は本来そういうもので、だから別に嫌われているということもないはずです。 また質問者様は、港の仕事を、「波止場、水際、外国貨物」というのにまつわる、何となく、怪しげなオーラ・・・というのを期待されていらっしゃいますが、それは数十年前の話。現在の主要港では、物流の効率化・IT化が進んで、ほとんどの雑貨がコンテナで入ってきます。コンテナ船はコンテナを港で積み下ろしたら、さっさと出て行き、コンテナからはすぐに荷物が引き出される。通関士は電算で税関手続きを行う、やはり電算で許可通知が来た荷物はすぐにトラックに積まれて、さっさと港から出ていく・・・という感じですね。 港や通関の現場にはそんなに「怪しい部分」というのはほとんどありません。荷物と人と、そして書類と情報がひっきりなしに飛び交っている、活気に満ちた世界です。
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元税関職員より ありえません。通関士は書類仕事です。エキサイティングなことがあるとしたら、船員です。
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