警察官の階級についてです。 「警視正」以上の階級は、国家公務員になると伺っています。 （大規模な警察署になると、…

Question

警察官の階級についてです。

「警視正」以上の階級は、国家公務員になると伺っています。
（大規模な警察署になると、警視正が署長に就いていたりします。）
そうしますと、警視庁や各道府県警に、地方公務員として警察官になった人は、警視正にまで出世すれば国の機関である
「警察庁」の職員になるということでしょうか？

そうなると、異動も県内に限らず、他の県に異動になることも
ありえますね（県警本部長は別として）。

間違った解釈かもしれませんので、そのあたりについてご教授のほど
よろしくお願いいたします。

Answer 1

順番に説明を書いてみます。

都道府県警察の警察官でも、「警視正」以上の階級に昇任すると、身分が国家公務員にかわります。
ただし、都道府県警察で警視正に昇任した警察官は、身分は国家公務員になりますが、「地方警務官」といいまして、勤務地は原則として当該都道府県内です。
ちなみに、お給料も国が支給します。都道府県の例規で給与表を見てもらうと分かるのですが、行政職と異なり、警察官（公安職）の給与表は部長などの上級幹部の俸給表はありません。
これは、当該上級幹部は、国家公務員に切り替わり、国が給与を支払うために、そうなっています。

都道府県警察でたたき上げてきた警察官は、地方警務官になっても、原則として、異動は当該都道府県内にとどまります。
異動が全国に及ぶのは、国家Ⅰ種、Ⅱ種で警察庁に採用されたキャリア、準キャリアの人たちです。