警察官の役職に関して… 「比較的最近、映画版を制作して上映した「あぶない刑事」の仲村トオルさん扮する、町田トオル刑…

Question

警察官の役職に関して…

「比較的最近、映画版を制作して上映した「あぶない刑事」の仲村トオルさん扮する、町田トオル刑事はドラマ版で最初に登場した、昭和６２年（１９８７年）以降平成に入って、最近の映画版では刑事課長に出世していた。

そこで、町田刑事クラスの年齢の人は警部等の階級で昇任さえすれば、どの警察署且つ課は別にせよ、警察署の一ツの課の課長クラスとして着任する事は可能なのか…？」で、質問したいと思います。

「役所関係の役職、特に警察署の役職に詳しい」方、ヨロシクお願い致します…。

補足

要は…

「町田刑事クラスの警察官は、昇任試験受けた上で他の警察署や県警本部へ転任はあるだろうが、警部に昇任していれば小さい警察署の一ツの課の、課長としてなら着任は可能である」と見て、良いでしょうか？

（以前…
「大きい警察署の一ツの課は、キャリア組の警視が課長クラスになる為、町田刑事クラスの警官は昇任さえすれば、課長代理クラスになる」と、書いていた警察関係の本見た記憶あります…。）

Answer 1

「あぶない刑事」の舞台（？）である神奈川県警を例に。

神奈川県警（に限らず、都道府県警察）に採用された警察官の場合。大卒の人で、受験資格を得て、すぐに昇任試験を受けて、かつストレートに合格し続ければ、３０歳で警部になれます（現実は、３０代前半で警部になれば、かなり早い）。

で、警部になると、警察署の課長ないし警察本部の課長補佐に就任するのが一般的です（警視庁や神奈川県警などの大きな警察の場合は、警視（警部の１つ上の階級）が警察署の課長ポストについている場合があり、この場合は警部は課長代理になります。

というわけで、最近の映画版で警部になっていたというのは、昇任に関しては、割とリアルに設定しているとの印象を受けます。

（補足の回答）
①前段の質問については、警部になれば、警察署の課長になるのは普通のことです。
「可能である」というよりも、警部に昇任すれば、警察署の課長を経験するのが普通でしょうね。経験しない警部がいるならば、かなり例外では。
警察署の課長ポストは警部というのが全国警察の原則で、神奈川では、大きな署の一部の課が、例外的に警視が課長です。

②後段の質問については、警視庁の大きな署の課長に、いわゆるキャリアさんが就任することはあります。
警視庁の場合は、規模が大きいこともあって、警部になってすぐに署の課長にはなれないようです。署の課長代理（課長は警部ないし警視）ないし本部の係長を経て、署の課長になる、というステップ。

町田さんは神奈川県警の設定ですから、警部に昇任すると、かなりの確率で、最初に警察署の課長（か、本部の課長補佐）になりますね。