解決済み
外国人向けのツアーガイドに何故 国家資格?例えば、東京の町を外国人に案内するのに、何故 ツアーガイドの国家資格というものが必要なのでしょうか? また、その資格を持っていずに、外国人に東京の町のガイドの仕事をしたら罰せられるのでしょうか?
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根拠は「通訳案内士法」です。なぜ国家資格になっているかというと、ツアーガイドというものを「民間外交員」と位置づけているからです。日本でもよくある苦情に「ガイドに土産物屋に連れて行かれ買い物を強要された」「ガイドが観光地の事をロクにしらなかった」「バスの中で写真などを押し売りされた」「トラブルがあったときに何の手助けもしてくれなかった」というものがあります。こういう事があれば、その客はその国にいい印象を持ちません。したがって、ガイドの質を高めることは、その国がより多くの観光客を、海外から集めるための施策の一つです。同じような観点から、ガイドについての資格をもうけていたり、法律で規制している国はほかにもあります。 罰則はちゃんとあります。無資格者が有償でガイドをした場合、50万円以下の罰金が科せられるというものです。世界的には厳しく取り締まる「観光国」もあるが、日本での摘発は実はゼロ、だそうですよ。現実に中国からのツアーが激増して、いま中国人の闇ガイドが横行していますね。 一方で特に中国語が使えるガイドが足りず、しかも東京、大阪などに集中しているために有資格者だけでは間に合わないのが実情です。観光庁は、2009年6月より「通訳案内士のあり方に関する検討会」を開いて業務独占を廃止して、旅行会社が添乗員にガイドをさせるのを合法化することを検討していますね。大手旅行社としては人件費の高い資格を持つガイドではなく安い留学生などを大々的にガイドとして雇えるようにずっとはたらきかけているようです。
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