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麻酔科医について

麻酔科医について現在医学部6年生です。将来の進路について悩んでおり質問させて頂きました。 今まで内科医を目標にしてきましたが、最近になって、麻酔科にも興味が出てきました。 理由は麻酔科の「手術侵襲から患者さんを守る」という仕事に魅力を感じたからです。 そもそも内科医を考えたのも、内視鏡などで侵襲が少なく治療を行えるという点がポイントでした。 そこで、麻酔科医について質問させて頂きたいのですが、 1、数年前は麻酔科不足が取り上げられていましたが、現在はどのような動向になっているのか? 2、海外では「麻酔看護師」という職もあるそうですが、日本でも医者じゃなくても麻酔がかけられる様になったとしたら麻酔科医は必要なくなるのではないか? という2点について教えて頂ければと思います。どうかよろしくお願いします。

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回答(2件)

  • ベストアンサー

    1、現在も麻酔科医は不足しています。麻酔科医がいないために手術制限せざるを得ない病院があるのも事実です(地方に多いですが)。 私が属している麻酔科医局では、他の病院からの麻酔科医派遣の要請が多すぎて対処しきれないほどです。絶対的な数が不足しているのに手術件数が増えていますしね。 最近では初期研修を終えて麻酔科を志望する医師も増えてきましたが、まだまだ需要はあると思いますよ。 2、日本では麻酔看護師の誕生は難しいと思われます。 麻酔看護師はどこまでの責任を負えるのでしょうか。教育はどうするのか。様々なハードルがあるでしょうね。 確かに数ヶ月の研修をすればある程度の麻酔をかけるようにはなります。実際に外科医なども麻酔科で研修して「自家麻酔」で手術を行なっている病院もあります。 しかし、心臓血管外科の麻酔や生体・脳死移植の麻酔など、高度な知識と技術が必要な麻酔は今後も増えていくでしょうね。そういう麻酔は、やはり専門的にトレーニングしている麻酔科医でなければ難しいと思います。 麻酔科医の仕事はなくならないと私は思っています。

    なるほど:1

  • 前の方と自分の医局が思わず一緒でないか?と思いましたが。 うちは日本で1、2の医局員を誇る大学です。 1 麻酔科不足は改善することはないでしょう。理由は関東における麻酔科の地位の低さ。麻酔科医ハナという漫画を読んでみてください。術者によっては麻酔科を馬鹿にする人たちがいるのは事実らしいです。(知り合いに直接聞きました。有名私立大学など) うちの病院は西にありますし、大学では非常に強い医局ですけれど。 また、麻酔科は女性が多い(麻酔は表現が悪いですがかけ捨て(麻酔かけて、手術が終わったら術者まかせ)ができます。)ので、それも不足の一つの原因でしょう。フリーの麻酔科医師が多いのは納得できます。ちなみに、前記した漫画の腰に年収3500万と書かれていますが、あれば大阪の某病院がバイトで麻酔をかけに来る人たちの麻酔料金を目安に計算したものだそうです。そんな年収のある麻酔科医はしりません。 話を戻すと、今現在も麻酔科は不足しています。通常、安全に麻酔ができる数は1人につき400-500症例/年です。 忙しいところでは、並列麻酔といって一人の麻酔科医師が同時に2つ以上の全身麻酔をしているところも多々あります。 私が知っているところでは3人(1人は副院長で、麻酔をほとんどしていない)で年間1800例かけているところがあります。 安全の点からもいいことではないでしょうね。 2 たとえば、千葉にある研修の有名な病院の麻酔状況は、麻酔科ローテーターが主に術中の麻酔を担当しています。麻酔をかけ始めるとき(導入)と終了時(抜管)には上の先生もつくようですが。ですので、今も似たような状況なのかも知れません。 今の麻酔学会の理事長は麻酔看護師の制度に反対しています。また、麻酔というのはやれば分かりますが、なにも問題が起こらなければだれでも出来そうに感じます。(ローテーターにも、最後には自分にもできるようになりました、、、と麻酔科医師を怒らせるような発言をします)ただし、これからの麻酔は、合併症を多くもった方の手術、高齢者の手術が増加するのは明らかであり、そのような難しい麻酔は看護師にはできないでしょう。ですので、麻酔科医の仕事が減ることはあってもなくなることはないでしょう。 厚生労働省は医師不足解消に、(医師に比べると安い給料の)麻酔看護師を作ろうとはしています。(私は将来できるのではないか?と思っていますが) また、所属する医局にもよるでしょうが、私が所属する麻酔科は、麻酔、集中治療、ペインクリニック、(一部救急)を全てやってます。私も仕事の半分はICUで働いています。麻酔だけが麻酔科の仕事ではないですよ。 また、麻酔科はつぶしが効きます。別に一生涯の仕事にしなくても、数年後に転科するもの一つの手です。麻酔科で得た全身管理の知識、CV挿入や挿管の技術は一生ものですよ。 私自身は胸部外科医になる前に、麻酔科で全身管理を学ぶつもりであったのが、ICUがおもしろくそのままになってしまいました。

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