借金をたくさんためた人が、ヤクザから「マグロ漁船に乗せるぞ！」とか言われるのがありますが、マグロ漁船って借金を余裕で返せ…

Question

借金をたくさんためた人が、ヤクザから「マグロ漁船に乗せるぞ！」とか言われるのがありますが、マグロ漁船って借金を余裕で返せるほど高給なんですか？

Answer 1

漁獲量と売値次第で、船員に支払われる給料が大違い！誰しも同じ金額など

貰えません。半年間も漁船内に缶詰めにされ、使う場所も無いのでまとまった

金額にはなって当然でしょう？諸外国からも給料の安い船員を雇っていますから、

言われるほどの金額にはならないのです。そんな与太話は大昔の話なんです。

Answer 2

マグロ漁船に実習で乗船した経験のある立場から答えると、高級であってもそれを貰えるのは、しっかりと経験や勉強を積んだ船員だけだと思います。

私が乗ったのはは延縄漁船でしたが、ズブの素人に出来ることなんて、縄を結んだり、仕掛けの準備や出し入れといったことぐらいですよ。しかも、しっかりした船員のように、すぐに手際よく出来るようになるものではなく、誰か船員が付きっきりになってやっとこさ出来るぐらいが、一度乗った時点で出来るようになる限界、と見ていいです。付きっきりになってもらわないと、機械で怪我でもするのがおちです。

無理して例えば、いちばん海に転落しやすい餌の投入なんかやろうものなら、手に針を引っ掛けて海に転落、縄の重さで海中に沈んで溺死ですよ。

また、船に弱い人なら、船酔いのひどい嘔吐が原因で脱水症状を起こし、死んでしまうこともあります。

借金取りからすれば、保証人がいないか行方不明、あるいは保証人を乗船させていれば焦げ付きになってしまいますよ。

Answer 3

かつて、海技士養成の講師を任じたことのある者です。

昭和60年代までは、借金のカタに乗船することがありました。
長期間にわたる遠洋航海ですから、お金を使う所さえありません。
帰港したときに、貸主が賃金を全額取り上げられる合理さがあるため、貸主がマグロ漁船を紹介することがありました。
また、貸主は、借主の海難死にそなえ、借主を被保険者とし、死亡保険金受取人を貸主とする傷害保険を締結していました。
そのため、借主が海難死しても、借金回収に困らない万全の体制を図りました。

しかし、今は、条約で日本のマグロ漁獲高が抑えられてしまい、マグロ漁船も減船させられています。
そのため、マグロ漁船の求人募集は欠員が出たときだけ募り、しかも人件費の安いアセアン諸国の船員を対象にしています。
日本人がマグロ漁船の甲板手に就く機会はないでしょう。

Answer 4

半年で、二百数十万位って昔テレビでやってました。
自分も実習で、1ヶ月間ハワイ沖で、マグロ釣りを手伝いしましたが、操業中は休みなんてなく間違って釣れたサメなんかに噛まれる危険も有りますし(実際噛まれた船員がいました。)相当ハードな仕事でした。