進路に悩んでいる女子高生です。 日本語教師についての質問です。 インターネットや本を使って調べたところ、日本語教…

Question

進路に悩んでいる女子高生です。

日本語教師についての質問です。
インターネットや本を使って調べたところ、日本語教師になるためには、国語の教員免許を取ったり、日本語能力検定(あってますか？)に合格したりすることが大体の条件ということでした。
そこで気になる点が二つあります。

１.日本語能力検定はどれほどの難易度なのでしょうか？
２.日本語能力検定を合格しただけで就職できるのでしょうか？(やはり教員免許もあったほうがいいのでしょうか…)

働く場所によって条件は変わると思いますが、不況な世の中なので、雇用状況や収入なども気になります。

日本語教師についてのいろいろなお話、意見などを聞きたいです。
よろしくお願いします。

補足

ちなみに、地域の日本語教室でボランティアとしてお手伝いをしています

Answer 1

１．検定の合格率は毎年大体20％程度です。この数字だけ見ると難しそうですが、大学で日本語教育（副）専攻、或いは民間の日本語学校の養成講座などで勉強をした上で、過去問や練習問題などをこなせばそれほど難しい試験ではありません。実際、試験会場にはなんとなく受けに来たような人や本当に勉強しているのかな？というような人も結構いましたので、合格率だけで試験の難易度はわかりません。

詳しくは下記の公式サイトをごらんになると参考になるでしょう。書店で実際に問題を見てみるのもいいかと思います。
http://www.jees.or.jp/jltct/

２．日本語教師になるために国語の教員免許は条件でもなんでもありません。少なくとも日本国内ではまったくといっていいほど関係ありません。海外では教員免許がビザ取得の条件として必要だったり、有利だったりする国も中にはありますが、一般的ではありません。

検定合格だけではほとんど仕事は見つからないといっても過言ではありません。ほとんどの国内求人は「未経験者不可」ですので。民間日本語学校の420時間の養成講座を修了した場合、未経験でも優秀ならばその学校に内部で非常勤に採用されたり、提携校に就職を斡旋してもらえる可能性はあります。実際に養成講座で模擬授業などを見ているので採用で失敗しにくいからです。

検定は確かにプロとして教えていく上で参考になる知識などは身につきますから、専門知識があることの証明にはなります。でも土台になる教授技術については何の証明にもなりませんから、あくまでもプラスアルファのものだと思ったほうがいいです。実際に採用面接で模擬授業をすることになっても具体的な教え方は検定の試験対策ではほとんど身につきませんので。

収入は国内の民間日本語学校の場合、ほとんどが非常勤で、派遣やパートの掛け持ち出なければ生活は困難というケースが多いです。非常に優秀で、運と縁があれば常勤職員になれますが、ごく一握りです。プロとして生活していくのであれば修士、博士の学位を取得して大学や国際交流基金など政府関係機関で教えるようなかたちを目指した方が良いでしょう。後は世界中どこでも仕事がある国で生活するという意識でしょうか。韓国、中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどの高等教育機関であれば現地で生活できるだけの給与は得られます。ただし、将来日本で生活をするというようなことは難しいです。現地で貯金をしても、日本円にしたら微々たるものという国も多いですので。

厳しいことを多く書きましたが、「会社員はつまらないからなんとなく」とか「海外で働いてみたいけど、専門技術はないからとりあえずできそうな日本語教師にでもなろうかな」というような動機で日本語教師を目指す人が実際には結構多いのです（知恵袋の過去の質問をみてもわかるかとも思います。）。

ただ、フィリピンやインドネシアからの看護師、介護士を受け入れ、日本語教育を行い、日本で働いてもらうというように、日本語教育需要は現在増えています。外国人児童の多い地域ではブラジル人、ペルー人、中国人などの子供に対する日本語教育の需要も増えています。現在では国語教師が専門知識もないのに日本語教育を担当させられて悪戦苦闘していると言う学校も結構あります。そういう意味で、国語の教員免許を取得しておくと、地域によっては日本語教師としても働くことができる可能性はあります。海外の日本人学校や補習校などでも国語の教員免許が役立つケースはあります。しかし、日本語教師としての専門性があることが前提です。

政治や経済状況によって今後変化はあるかもしれませんが、しっかりと資格、技術を身につけたプロ意識の高い日本語教師なら仕事がなくなることはないでしょう。熱意とどんな環境でも頑張れる人には頑張って欲しいと思います。やりがいだけは間違いなくありますので。

詳しくは下記のサイトをご覧ください。

http://nihongo-online.jp/aboutJT.htm
http://www.alc.co.jp/jpn/teacher/index.html

Answer 2

知り合いが日本語教師をしています。
その人の話だと1クラス2000円とか、もっと安かったりするそうで収入は決して高くないそうです。
「夢だけじゃ食べていけない」と言っていました。
ただその人は日本以外でも日本語を教えていた経験があり、3月からはブラジルに行くと言っていたので色んな国や人と触れ合える点は魅力だと思います。

日本語教師になる条件は日本人の知らない日本語2にも書いてありました。
（たしか大学で必要教科をとるのも一つの方法だと書かれていたように思います）
なのでまだ読んだことがなければオススメします。
日本語教師の日常が垣間見れておもしろいですよ♪

Answer 3

検定をとっても仕事はないでしょう。
教員免許＋検定でも仕事は難しいでしょう。

具体的に就職先となる所に行って、話をきいてきましょう。

ネットで聞いて終わる話ではないです。
地域ごとに事情も違うし。

聞いた話では、外国人とのコミュニケーション経験を問われるみたいです。

ボランティアのいる業界はどこでも、厳しいと思って下さい。
お金がないから、責任のないボランティアを雇わざるを得ないのです。

ボランティアがいるのに、お金を出すとなれば、よっぽど得難い能力がなければいけません。