妻の実家が八百屋をやっています。 農協の実像について知りたいのです。

Question

妻の実家が八百屋をやっています。

農協の実像について知りたいのです。一昔前に農協には目上の知人がいました。研修旅行と称し、よく海外で豪遊したのを聞きました。

内容をよく聞きますと、会員の金で行ったのだなーと感じた後、怒りを覚えたのを記憶しています。

この人に聞いても本質は分からないと思いましたので、質問します。

ウチの八百屋に対し直に接触を求める農家の方多々います。

今までの物流を破壊しようとする団体の存在も知っています。

私の知る限りではありますが、墓石から金融までなんでも扱うあまりのも大きな商社のイメージなのですが、

農家にとって、私達販売する側にとって、今現在の農協の存在意義を教えてほしいのです。

むろん今般までの物量の多くを担っていた事実も分かった上での話で、忌憚の無い多くの自由なご意見を望みます。

質問は農協の存在意義です。

補足

すみません補足です。私達販売する側にとって、と記入しましたが、最終的に消費者が喜ぶ形なのか？です。
存在意義の中に入ろうかと思いますが国からの補助事業などの社会性を帯びた団体が社会に還元している様が見えないのです。

Answer 1

農協に対して批判的な方の多くは、農協を「公的」な存在と位置づけていることです。そもそも論からして、農協は私的なものです。民間の会社が海外研修で「豪遊」したとしても、「消費者から儲けた金で・・」とか批判されることはあまりありませんが、議員や公務員なら批判の対象です。農協を公的団体と位置づけることが誤りだと思います。
もちろん会員（組合員）が、加入する農協の経営方針を問うことは当然の権利ですが。

また、既存の物流を破壊する（農協を経由しないで農家の人が直接販売する。）ことは、まったく自由です。農協を通じて販売するより有利であれば、そちらを選択すると思います。ただし、選別規格や量的な問題。代金回収のリスクなどなど、農協以外への出荷に関しては農家自身の努力が必要なことは言うまでもありません。

農家にとっては、そういった努力（時間の消費）を行うことが手取りの増加につながるのであれば、当然のこととしてそちらを選択します。私の知る限りでは、そういった選択が不可能な農産物は「牛乳」ぐらいしか思い浮かびません。

補足で「国からの補助事業などの社会性を帯びた団体・・社会への還元」との件ですが、
国の補助事業は「農家向け」であって、農協が利益を受けるわけではありません。農協は「農家向け」の補助事業の「事務作業」を肩代わりしています。その事務作業にかかる経費を農協本体の利益から捻出しているのが実態です。

ただし、農家にしてみれば、「補助事業」を受けるためには「販売なども農協を利用するしかない。」のも事実ですが、「補助事業」だけ利用されても農協はやっていけないのですから、この辺りはお互い様ってことでしょうか。

民主党政権では補助事業から「農協を外す」と行っていますが、膨大な事務作業を農家自身ができる（時間的にも）とは思えません。代わって「農政事務所＝公務員」が行うようですが、公務員なら税金ですから、そうなれば「農協」もようやく「無償に近い奉仕」の束縛から解放されるかもしれません。

農協が公的団体と誤解され、農協自身も利益を生まない補助事業に拘束され、さらに独占禁止法に抵触するような農家への縛りを行わなければならない最大の理由は、前述の通りです。悪く言えば、これまでの農協は農林省の実行部隊として存在意義を有していましたが、補助金の交付業務が公務員に移れば（農政事務所は仕事が無くて困っているようですから丁度良い。）
本来のアグリビジネス集団に生まれ変わるチャンスかもしれません。

「消費者が喜ぶ形なのか」・・農協は生産者が出資して設立していますので、極論すれば消費者が喜ばなくても農家が喜べばよいのです。消費者を喜ばすのは「生協」さんの仕事ですから。
当然ですが、一方が得して一方が損を続けるような取引は継続しません。生産者も消費者も喜ぶような形を目指すのは農協に限らず、全ての組織の目指すところかと思います。

まとまりのない文章になってしまいました。すみません。

Answer 2

他の回答者様もおしゃられてますが・・・。３０年前の豪遊旅行の主人公は農家さんですよ！
職員は添乗員の下働きです。英語も出来ず、地理もわかりませんから『添乗員さ～ん○○はどこですか？』『○○が食べたいそうです』てな具合です。

力ややる気のある若い農家は産直を始めたり、法人化したり出来ますがそうでない農家は束にならないとやっていけません。

墓石や金融をやるのは、他の民間に頼むなら自分たちの出資した農協を利用した方がメリットがあるからです。
非営利法人ではありますが、組織を運営するためにはある程度の事業量が必要になるからです。
過疎地ほど民間がやらない事業を農協が担うので、郵便事業、宅配事業、理美容業、病院から老人ホームまで・・・。

時代とともに形をかえて、存在していくと思いますよ。

Answer 3

存在意義に関しては気持ちは分かります。
しかし農協は仰るような業務の他に国からの補助事業の事務委託や指導やら、栽培指導など農家にしか見えないような仕事もたくさんしとおります。
金融でも他銀には無いような農家専用の貸付などもあります。
農協全ての業務が正しく理念に則ったものか？ と言われると言い切れませんが少なくとも存在意義はあるかと思います。 農協って農家の出資金が基礎ですしね。

ちなみにその知人さんの豪遊とありますが、３０年以上も前の話でしょうね。
昔はそんな時代もあったとは聞いたことがあります。