英語学習法 今年から公立大学の外国語学部に入学するものです。大学生活での目標は最終的に英検1級を取得することです。 …

Question

英語学習法 今年から公立大学の外国語学部に入学するものです。大学生活での目標は最終的に英検1級を取得することです。

今までセンターや大学の二次試験の勉強しかしておらず、レベルは二級程度です。
具体的にこれからすべき勉強法やオススメの参考書、単語帳がありましたら教えてください。

Answer 1

外国語学部での勉強は、英語学、英文学、社会言語学を中心とした、「学問」が中心となり、実用英語に関する学習は自分で進めることになります。

２級と１級のレベル差は５級と２級の差以上ありますので大変ですが、途中であきらめることなく続けることが重要です。
勉強する中途目標としては
２級→TOEIC→準１級→TOEFL/TOEIC→１級というような流れで進めていくと良いと思います。実際にTOEICやTOEFLを何度も受けなくとも、該当する問題集で勉強を進めていくだけで十分です。

・語彙に関しては準１級の語彙・イディオム問題集、１級の語彙・イディオム問題集を中心に過去問を解きながら、出会った語彙を全てリスト化して覚える作業が必要になります。２級までの感覚とは別次元、別世界のレベルになりますが、それに臆することなく毎日行うことです。準１級合格レベル、あるいはTOEIC800、TOEFL ITP530、ibt70のいずれかに達成できれば英字新聞や英語のニュースからも語彙を拾っていきます。

・リスニングは生の素材や映画はまだ避けたほうが良いです。トレーニングとしてはTOEICのものでしばらく鍛えて十分です。英検準１級のPart2が難なく解けるようになって、初めてNHK Englishなどのニュース英語に行けます。

・リーディングは速度と正確さの両方をつけることになりますが、基本スタンスはセンターや二次試験の勉強法で良いです。センターの筆記を３０分で完答して１８０／２００以上コンスタントに取れるようであればTOEICリーディングに何とか立ち向かえるようになるので、そこで鍛えつつ、STやJapan Timesのwebから文章を拾って音読します。コツは「音読して、そのまま頭に意味が入る」ように取り組むことです。一切の訳は厳禁です。

・ライティングは英検の２次試験の過去問を使用し、２級、準１級のＱ＆ＡのQ3、Q4で問われた問題に関して、最初は１００語程度、次第に２００～３００語の文章を書くようにします。数をこなせば２０分くらいで２００語以上の英文が書けるようになります。過去問の質疑の問題は相当あるので、良いトレーニングになります。BarronsのTOEFL essayを取り組んでも良いですが、ある程度実力をつけてからのほうが良いと思います。

・スピーキングはライティングをベースとして、エッセイで書いた内容をスピーチの暗唱コンテストで準備する如く何度も何度も言って話せる表現レパートリーを増やします。表現ストックが無ければ会話を円滑に進めることは不可能で、このことを知っているかどうかが会話力があるかないかに大きく関わります。ある程度レベルが上がれば、Japan TimesのEditorialの文章を音読し、その場で英語要約と感想を述べます。新聞社説は会話可能なネタ獲得に絶好の素材です。

・留学帰りの学生や帰国子女の学生よりも英語に関しては負けないレベル、あるいは互角にやっていけるレベルに達したら、単語帳は卒業です。全て自分で調べてリスト化して暗記していくことが必要です。

大学４年間で１級に合格するのは至難の業ですが、現実に合格する人は何人もいますので不可能なことではありません。数年スパンで計画を立ててください。中間目標と短期目標を立てるのも一つの手です。