広告デザイナーに必要なスキルは？実際に経験のある方、是非アドバイスお願いします！

Question

広告デザイナーに必要なスキルは？実際に経験のある方、是非アドバイスお願いします！初めまして、私は現在カリフォルニア州でマーケティング専攻、ブランディングに関して勉強しています。もちろんブランディングに興味はあるのですが、できれば将来的には広告デザインにも手を回せるようになりたいと思っています。SFに本社のあるLandor Associates（ランドー・アソシエイツ）に就職希望なのですが、インターンの際にポートフォリオを提出する必要があります。ブランディングなどCreative部門じゃなければポートフォリオは必須ではないのですが、やはり提出できるに越したことはないようです。

私が作製したい広告は雑誌に入っているようなブランド広告、製品広告、駅の広告などです。
(以下作製したい広告の例)
http://www.adsneeze.com/media/2007/07/sisley-fashion-a2.jpg
http://www.webdesignbooth.com/wp-content/uploads/2009/07/fedex-advertisement.jpg
http://www.httpartist.com/beta/images/stories/WebTrends/advert/nike-ad.jpg

上のURLのように、グラフィックも使うし写真も入っている、という作品を作れるようになりたいのですが、こういう作品を扱っている方は、グラフィックデザイナーなのでしょうか？それともフォトグラファーなのでしょうか？やはりどちらのスキルもそれなりに高度でないと、ということでしょうか？
どちらの職業にしろ加工の知識はもちろんあるのでしょうが、例えばブランド広告のように人物を多く使う場合は、フォトグラファーが写真を撮り、そこにデザイナーがグラフィックを追加していくのか、それとも全てフォトグラファーがやるのか・・・というところが疑問です。もしくは、3番目のナイキの広告など「モデル」を使用していないものは人物も全てグラフィックなのでしょうか？

私はグラフィック寄りでフォトに関しては知識がないのですが、広告デザイナーになるには写真も撮れないと難しいでしょうか？

長文申し訳ありませんが、アドバイス宜しくお願いします。

補足

すみません、あまり「グラフィック」という感じの例が無かったですね。
http://farm3.static.flickr.com/2279/1697649228_92edb1df64_o.jpg
http://www.creative.com/images/products/mp3/zenvisionm/wallpapers/wp800_zenvisionm_1.jpg
上記のようなグラフィックらしいグラフィック広告に興味があります。

Answer 1

日本のケースでよろしければ･･･。まぁ、アメリカも大差ないとは思いますが。

日本では、広告デザイナーのことを「グラフィックデザイナー」「アートディレクター」と呼びます。
グラフィック＝描いた画という意味でお考えになっているなら広告の職種としての呼び名からは、かけ離れています。

＞＞＞広告デザイナーになるには写真も撮れないと難しいでしょうか？
グラフィックデザイナーになるのに写真が撮れなければならないことは、ありません。
ただ、写真を撮るためのながれと写真(銀塩、デジタル）の構造やレンズと被写体の関係は、知っておくべきでしょう。

＞＞＞こういう作品を扱っている方は、・・・・やはりどちらのスキルもそれなりに高度でないと、ということでしょうか？
広告の作品のほぼ全ては、グラフィックデザイナーの手にかかっています。広告としての機能を果たすためにトーンアンドマナー、大きさ、レイアウトやタイポグラフィーを考えるのがグラフィックデザイナーで写真を撮るのがフォトグラファーですね。フォトグラファーは、自分の撮った写真を確認し（フォーカスが来ているかどうか、キズ・ノイズがないか、色調はあっているか）、デザイナーに渡します。レタッチは、フォトグラファーが指示を出す、デザイナーが指示を出す、それぞれのケースがあります。

＞＞＞例えばブランド広告のように人物を多く使う･･･→ブランド広告は、人物を多く使ってますか???
ブランド広告のような大型プロジェクトには、予算があって多くのスタッフを使うということですか？
プロジェクトの大きさや予算の大小にかかわらず、フォトグラファーが写真を撮り、広告としての形として完成させる為にグラフィックデザイナーがいます。文案を考えるのがコピーライター、広告全体の方向性を握るのがクリエイティブディレクターですね。

＞＞＞3番目のナイキの広告など「モデル」を使用していないものは人物も全てグラフィックなのでしょうか？
「モデル」＝背が高く眉目秀麗な人間ばかりが「モデル」では、ありませんよ。
この広告も、最初はプランニングしたヒト（クリエイティブディレクターやグラフィックデザイナー）の頭の中のアイディアをスケッチ（カンプボード）し、クライアントに提案しているはずです。この少年を偶然撮ってコピーを付けたものとは思えません。写真を撮るフォトグラファーがおりグラフィックデザイナーが関わっています。
（もちろん予算の少ない広告制作では、カメラマンをデザイナーが兼ねることはあります。）

興味があるのは結構ですが広告デザイナーになる前から、「写真をそのまま使った広告が好き」「CGIを使ったものが好き」「手描きの画が好き」などと選り好みをするなら広告の世界では通用しませんよ。広告制作者は、戦略に則ったクライアントが求める最良の物を提供しなければなりません。

Answer 2

あなたがしたい仕事は「高級料亭」の仕事

分業されている上に長い下積みが必要

それなのにあなたは包丁を触ったことがあるのか疑いたくなる質問をしていますよ

「刺身を作りたいんですが海まで魚をとりに行かないとダメですか？」
「料理は漁師が作るんですか？」
「牛肉のようなものはすべて肉ですか？それとも豚肉ですか？」
「すいません魚肉は肉っぽくないですね…肉らしい肉料理がいいです」

イヤミな言い方になり申し訳ないですが、まずは周りに相談された方がいいですよ

Answer 3

あなたが興味があり望むようなお仕事は、広告社のお仕事ではありません。制作の現場は分業されておりデザイナー、写真家、コピーライターみたくして幾層にも請負制作社があるんです。これを統括するのがＡＤと言われるプロデューサなんです。多くは広告社にいますが、優秀な人は事務所を構えています。制作会社は専門集団ですから、高度な力量と技が要求されます。あなたがブランディングを学んだのであれば、専門のブランディング社を目指すべきです。広告社を選ぶならすぐにはＡＤはムリです。沢山のキャリアを積むことになります。特にあなたが興味あるようなお仕事をしてみたいなら、そのようなクライアントを持つ会社を選択する必要があります。得意先にそのようクライアントがない場合、何年経っても経験をつめません。広告デザイナーになるためには「コンセプト作り」や「消費者心理」「重厚な思慮」と「クライアントの説得力」が大切になります。絵を描くことだけがデザイナーのお仕事ではないんです。カリフォルニア州の学校でマーケティングやブランディングを勉強しているなら「デザイナーの仕事」くらい基本知識として持つべきでは

Answer 4

あなたの場合、まだ業界の構造も自分がやりたいことも
まだ整理できていないようですね。

Landor AssociatesはWPPグリープの中でも
ブランデイングに定評のある会社です。
他のクリエーテイブブテイックやエージェンシーと異なり
とりわけ、CIやVIやパッケージデザインに定評がある会社です。
ここで働ければ、立派なものですが、

ここでは、まず、
Think now, Design laterとか
Concept over execution, Substance over style . etc
あなたもSFで学ばれているのなら、こういう事も学ばれているのでは
と思うのですが、まずは、Branding strategy であったりConcept workが
重要なんです。

でも、どうやらあなたはExecutionやStyleの方に興味があるようです。
では、そのExecutionに関してですが、Landor Associates社が扱う
ブランデイングキャンペーンは通常、電波と平面のメデイアMIXのキャンペーンが
主流です。Strategy, Conceptに基づき、まずはCreative Directorが案をまとめて行きます。
このCDがコピーライター出身の場合はコピー先行だったりArt Director出身の場合は
ビジュアル先行だったりはするのですが、これらの案をCDの指揮の元で、コピーは
コピーライター、ヴィジュアルはAer director, デザイナーという一時的な分業が行われます。
平面広告を希望されているようなので、あなたは多分、まずこのグラフィックデザイナー希望なのだと
想いますが、Landor Associates社のような会社では、CDやADの指示の元での作業をやる事に
なります。フォトグラファーは例えば車なら車、人物なら人物と得意分野のあるフォトグラファーを
CDもしくはADがアサインします。デザイナーがシャッターを押したり、フォトグラファーが
フィニッシュまでする事はまずありません。基本専門分野で分業しますので、デザイナーに
写真の専門知識はなくても構いませんが、昔はフォトグラファーにブリーフする際の知識として
レンズの効果や光量の勉強はしていましたが、最近はデジタルでの後処理が前提という作品が
主体ですので、カメラのレンズもわからないデザイナーも沢山います。

あなたの場合はまず、それ以前に、現状恵まれた環境にいるのですから、あまり
手法にとらわれずにもっといろいろどん欲に勉強された方がよろしいかと思いますよ。