通関士の資格は取るのがとても大変と聞きますが、取ったら就職はかなりやりやすくなるのでしょうか。

Question

通関士の資格は取るのがとても大変と聞きますが、取ったら就職はかなりやりやすくなるのでしょうか。それとも学歴が悪い(Fラン大卒)ならばあまり資格を持っていても意味がないのでしょうか。

Answer 1

就職自体そのものは多少プラスにはなりますが、通関士の資格がある、というだけでは就職は難しいと思われます。

通常、「貿易実務」「ＴＯＥＩＣ」なども一緒に受ける方が多いので貿易関連の仕事がしたいならそういった資格も持っていた方がよりプラスとなるでしょう。

社会に出ればＦラン大学だろうがＡランだろうが関係なくキャリアが求められます。

Answer 2

私も学生です。
すごく不況なので、同じく、資格取得に励んでいます。
２００９年度の通関士試験を受験しました。
この１２月に貿易実務検定の準A級を受ける予定です。

これ以外にも私以外に答えていらっしゃる方が言っていられる通り、TOEICや英検を受けるほうがいいと思います。
私は興味本位でFPと宅建をとりました。

私は思うのですが、大卒に求められるものは、仕事への意気込みと、やる気だと思います。
勿論、大学の名前も少しは影響があると思いますが、それを気にしていても、何も前進しません。
もしそうであるならば、なにかしらの資格を取得し、やればできるという証拠をもっておくというのも１つなのではないでしょうか？

ちなみに通関士試験は答え合せをして、おそらく合格していると思います。
受けてみた感想は、あの試験は頑張っても受かるか受からないかは、運だと思います。
勉強をしてみれば、分かりますが、試験自体は難しくはありません。
ただ、３っつ試験があるのですけど、その中の１つだけ、非常に難しく、１つのケアレスミスもできない、試験です。
ですので、勝負する価値はあると思います。

ただ、通関士を受験するのであれば、英語を最低でもTOEIC６５０ぐらいまでは持っていく実力がないとあまり意味がない気がします。

お互い、頑張りましょう＾＾

Answer 3

当方、通関士資格保有者及び実務経験者です。

通関士試験は、合格するだけでは何の利用価値もありません。通関業者に就職し、あくまでその会社の社員として所轄税関へ通関士登録をすることになるからです。

通関士資格について言えば、就職をする為に資格を取るのではなく、就職した後に仕事で必要だから資格を取得する、というスタンスで良いかと思います。

確かに、貿易関係での唯一の国家資格であり、合格率も低い(難しい)試験ではありますが、学生さんであれば、もっと｢採用企業にウケる資格｣を取得された方が良いかと思います。｢採用企業にウケる資格｣は、業種・企業によって異なりますので、就職活動で研究して下さい。一般論で言えば、TOEIC、TOEFL、留学経験、インターンで仕事をした経験、その他第2外国語、第3外国語の検定試験は、業種・企業を問わずに、｢見てもらえるには見てもらえます｣。無論、どの程度見てもらえる(評価される)かは、企業によって違いますが。

就職活動、頑張って下さい。

Answer 4

通関業法・関税法・関税定率法及び通関実務に関する専門的知識を問う「通関士試験」は、仰る通り学習する範囲が広いので初心者にとっては難しい部類に入るほうだと思います。「貿易」に関する唯一の国家資格であるため、「国際的な業務に携わりたい」とか「英語を生かしたい」という動機から、この資格取得を目指す方も多いと聞きます。
然しながら、この資格は「通関業務を行う通関業者に通関士として従事して初めて使える」という業界向けの資格なのです。

例えば、貿易商社等に就職して「貿易実務」や「海外営業」をしたいという人に取って、「通関士」の資格がそのまま有利に働くかといえば残念ながらあまり期待は出来ません。「通関士」試験で問われる「通関業務に関わる知識」は貿易実務における中でも税関への輸出入申告や貿易関係法令に関わるごく限られたものである事や専門的知識を要するという観点から、そうした業務は専門の通関業者に委託しているケースが殆どだからです。
もし、「貿易実務」や「海外営業」等の職業を希望されるのであれば、貿易実務の事務処理知識を図る「貿易実務検定」や英語やその他第二外国語の語学力を磨かれるほうがよいのではないかと思います。