将来、書籍や文芸誌などの編集者になりたいと思っています。 編集者になるにはやはり地方の大学ではなく、有名大学じゃないと…

Question

将来、書籍や文芸誌などの編集者になりたいと思っています。
編集者になるにはやはり地方の大学ではなく、有名大学じゃないと駄目なのでしょうか。
両親は地元の大学への進学を望んでいるのですが、地元は東京などの都市とはかけ離れています…。
ちなみに私は現在高校2年です。
どうすれば編集者になれるのかよくわからなくて困っています。
どなたか分かる方がいらっしゃいましたらご意見よろしくお願いします。

Answer 1

下の方が指摘されている、「後者」の編集者です。
地方の三流大学を卒業後、その手の仕事をやっています。

零細でも大学卒の肩書きは必須なので、大学には行きましょう。
大手出版社に正社員入社したいなら東京の有名大学がベターですが、
地元の国立レベルならなんとかなると思います。
地方三流私大でも一次面接までなら残れますが、その上に行くのは厳しいです。

編集業は、大手だろうが零細だろうが激務です。給料も安いです。
うちの場合は月給手取り20万以下、１日12時間労働がデフォルトです。
親の死に目はトップ次第なのでわかりませんが、零細でも結婚はできます。
社内恋愛や同業者同士の恋愛の末、結婚して独立、
夫婦で事務所を持つ人が結構多いです。

零細は給料安いですが、零細な分だけ「色々な」仕事をやらせてもらえます。
企画も通りやすいですし、自分で仕事を作る事ができます。
どこにやりがいを見いだすかは人それぞれですが、
三流大卒でも編集者にはなれます。
人間らしい生活が送れない時期もありますが、人並みに暮らせる時期もあります。

まぁ大手出版社に入社してバリバリ活躍して週刊誌一冊まかされて、
雑誌の創刊パーティーのさなかに過労死した40代の編集者もいますので、
零細だろうが大手だろうが、激務なのは同じです。

Answer 2

編集者といっても、ピンからキリまであります。

大手出版社の社員編集者は、国公立大か、最低でも明治・立教・法政クラスの有名私大を出ていなければ難しいでしょう。
たまに、Ｆランク大学から大手出版社に入社する人がいますが、はっきりいってコネ入社です。全く参考になりません。

一方、零細出版社や編集プロダクションに所属する編集者、フリーの編集者は学歴は一切不問。中には高校生や大学生時代から働き始める人もいるぐらいです。

そういう意味では、有名大学を出なくても編集者になれます。

しかしながら、後者の編集者は食っていくのが大変です。実働一日18時間、月休４日、年収200万円の“ワーキングプア”だと思ってください。
しかも生涯独身、親の死に目に会えず、一生ヒラのうえ、年を取るにつれて仕事が減っていく、52歳定年制です。

新聞の求人欄に小さく「編集者急募」と出ている広告は大抵、この手の募集です。応募すれば、ほぼ４分の１の確率で採用してくれるはずですが、とても人に勧められる仕事ではありません。

編集者として、幸福な人生を過ごせるのは、大手出版社の正社員編集者だけです。

結論：有名大学に合格できなかったら、編集者になるのは潔くあきらめるべきです。