認定心理士の資格について。 現在、通信の大学で中高の英語教員免許を取得中です。

Question

認定心理士の資格について。

現在、通信の大学で中高の英語教員免許を取得中です。大学で教員免許の他に認定心理士と言う資格が取得出来るみたいです。

色々調べてみたのですが、心理学を志す入門となる初歩的な資格らしいという事しかわからず
具体的にはどんな資格かわかりません。

心理学科に行った友人に聞いたところ、持ってても意味がない資格。
登録とかで金かかるだけでちっとも役には立たないといわれました。

なので、最初は興味本位だったので忘れてしまっていました。

その後、切欠があって機能不全家族、アダルトチルドレン、過保護、共依存と
その延長線上で起きる依存や問題に凄く興味を持ちました。

少し自分でもこれらを調べてみたり本を読んだりしたのですが、
専門的な心理学には無知なので何から始めれば、どうしたらよいのかが分からなくなりました。

そんな時に、大学で心理士が取得できる事を思い出しました。
（今からでも単位的には十分間に合います）

一応、教員を目指していますが学校教育において、
これらの問題を学ぶ事は生徒と接する上で非常に大切だと思っています。

退学や不登校などの問題が起きたときの対応の幅も広がると思いますし。
ちょっとした問題でも視野が変わるのではと思います。

質問のまとめですが、
１、実際の教員（中・高校）で心理士を持っている方は多いのでしょうか？
２、教員で持っている場合は、何か役に立つのでしょうか？
３、これからＡＣとかの問題を書籍等で学ぶ上で持っていた方が良いのでしょうか？
４、その他なにかあれば教えてください。

２に関しては、持っているだけでは役に立たないだろうと思っています。
持っていて且つ ここが専門で興味を持って調べてますとかある場合はと言う事でお願いします。

文書に関して上手くまとめれない点はご容赦願いたい。

よろしくお願い致します。

Answer 1

まず認定心理士は，大学で心理学の基礎の単位を取りましたよという証明ですので，
それだけの知識が身に付いているかどうかということは審査の対象にならないようです。
よって，この資格が役に立つことは少ないかと思います。

＞１、実際の教員（中・高校）で心理士を持っている方は多いのでしょうか？
認定心理士取得に必要な単位を取っている人はいると思いますが，申請して実際に取得している人はほとんどいないと思います。

＞２、教員で持っている場合は、何か役に立つのでしょうか？
基本的に，教員は生徒を評価することが仕事で，学校などで働くカウンセラーは生徒そのものを受容することからカウンセリングが始まりますので，根本的に教員と心理士を同時に行うことにはかなりの弊害があります。

＞３、これからＡＣとかの問題を書籍等で学ぶ上で持っていた方が良いのでしょうか？
心理学の基礎知識を身につけておいたほうがよいですが，認定心理士は知識が身に付いていることの証明ではないので必要ないかと思います。

＞４、その他なにかあれば教えてください。
教員に採用されてから，各自治体の総合教育センターなどで研修がおこなわれ，希望者は教員専用の初級カウンセラー～上級カウンセラーの認定証が発行されます。ほとんどの自治体でこのような制度があると思います。

大学でしたら，在学中は受講数に関わらず授業料は同じだと思うので，認定心理士の申請に必要な単位を受講して基礎知識を身につけておくことは必要だと思います。ただ，この資格自体は知識の有無を評価したものではないということです。

Answer 2

現在の日本の心理系資格で国家資格になっているものはないので，認知心理士も民間資格です。日本心理学会が認定しています。心理系の資格でも，臨床心理士や産業カウンセラーなどの資格は実際の仕事や臨床を意識しています。これに対して，この認定心理士の資格がユニークなのは，大学心理学系の学部学科で学び心理に関する基礎がわかっていることを認定する資格ということで，資格を取ると実際に何かができるとかメリットがあるというものではない点です。

ですから，心理的な基礎がわかることの証明くらいに考えた方が良いのではありませんか？資格をもっていてももっていなくても教員にはなれるし，もっていないから心理がわからないというわけでもない。まして，心理の専門分野に踏み込むなら，実際に理解できるかどうかの能力は資格が決めるのではなく，自分が本当にわかるかどうかですよね。（唯一，心理系の大学院に進学したい場合に資格がある方が有利と言うことはありますが．．．）

現実には，履歴書に書ける資格がひとつ増えるくらいに考えた方が良いと思います。教員希望であり心理学の必要を感じているならば，資格を取ることよりも，児童心理・青年心理などの発達心理や臨床心理，あるいはカウンセリングをより詳しく勉強される方が将来役に立つと思います。