特別区地方公務員は、待遇・福利厚生面で恵まれていると思います。しかし、法に基づいて業務を行う必要があるため、自由度・裁量はあまりありません。住民へのサービス提供の平等性が重視されるため、組織やルールの枠を超えて活動する「スーパー社会福祉士」は行政には要りません。3年程度ごとに異動があるため、生活困窮、障がい、児童、高齢等、いろいろな分野を経験します。いろいろな分野を経験できることをメリットととるか、特定分野の深い専門性を身に着けることができないデメリットととるかは、個人の価値観によると思います。 社会福祉協議会(市区町村社協と仮定します)は、建前上は民間組織ではありますが、半官半民のようなところがあります。行政との関係性は、社協ごとに異なります。既存の枠組みを超えて先進的活動をやっている熱心な社協から、必要最低限の事業しかやらないやる気のない社協まで、本当に様々です。 たとえば、行政の子会社のようになっている社協は、待遇・福利厚生面でも行政に準じます。しかし、行政と同じく自由度・裁量はあまりありません。住民へのサービス提供の平等性が重視されるため、組織やルールの枠を超えて活動する「スーパー社会福祉士」は必要とされません。 既存の枠組みを超えて先進的活動をやっている熱心な社協は、既存の組織やルールにとらわれない「スーパー社会福祉士」が自由に大活躍しています。面白く、成長もでき、社会福祉士冥利に尽きると思います。しかし、大体が「仕事が命」「プライベートって何?」「労働法を守ってて福祉職が務まるか!」といったプロ意識の塊の組織ですので、向かない人には向かないと思います。 必要最低限の事業しかやらないやる気のない社協は、つまらないと思います。最低限の活動しかしないため財政も厳しく、待遇面でも恵まれないと思います。 その他にも、本当にいろいろな社協がありますので、「市区町村社協」とひとくくりにせず、個別に調べてみてください。 特別区地方公務員にしても社会福祉協議会職員にしても、福祉職は身体的・精神的にきつい仕事であることに変わりはありません。反面、非常にやりがいのある仕事だと思います。現職の身としては、どちらもお勧めいたします。
< 質問に関する求人 >
社会福祉士(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る