英会話講師をされているかたに質問です。

Question

英会話講師をされているかたに質問です。34歳女性です。
英会話講師に興味がありますが、私のような中途半端な語学力でも講師になれますか？

英検準1級、TOEIC830程度、外国語学部英米科卒、大学時代に半年イギリスに語学留学、旅行会社に5年就職（国内カウンター業務のため英語を使う機会はたまにくるフィリピン人の航空チケット手配程度）
結婚、出産のため離職後10年たちます。

某英会話会社のホームティーチャーには以前合格したことがありますが、面接も簡単なもので、教室数拡大のため誰でも合格みたいな印象を受けました。

私自身も子供を持つ身なので、子供にできるだけ発音のきれいな、指導力のある先生に習わせたい、という親の強い気持ちがわかるため、自分の語学力で通用するのか心配です。

また、就労時間にも心配があり、子供が小さいため夕方以降は働けないのですが、残業少なめでパート的に働いているかたいらっしゃいますか？

ヤマハやアミティなど考えていますがいかがでしょう？

そのほか、お勧めの会社や、講師になってよかったこと、困ったことなどありましたら教えてください。

Answer 1

某大手英会話学校で勤めていたものです。準一級やTOEIC800点以上なんてざらにいます。それはあくまで目安にしかならないです。私は英会話の先生になるには、大きく分けて二つの大切な要素があると思います。
まずは英語の力。こちらを気にされているようですが、大手英会話学校だって、いい加減なことをしているわけではなく、日本人講師と外国人講師の違いをしっかりと伝えています。それは大きくいえば発音とイントネーションですね。日本人講師の先生のほとんどが留学経験があったりして、一応それなりの英語を話せるけれど、ネイティブに近い人はすくないと思います。そこをきちんと把握した上で、自分の強みを売っていくことです。「発音はきれいですよ」とうそは言わなくてもいいですが、たとえば「文法は、日本人の生徒さんが間違えやすいところをしっかり勉強してきました」など、自分が自信に思えることを売っていけるかということです。
というのは、もしヤマハやアミティで始められるのであれば、ほとんどが子供の生徒になり、親がついてきますよね。文法やつづり、その他いろんな質問をされます。そこで、即答できたり、アドバイスを与えられるのが大切だと思います。

バイリンガルに育てたい親であれば、外国人講師をとります。そうでない、日本人講師でもいい、という親御さんの中には、先生の発音がパーフェクトだと勘違いしてしまっているひともいますが、大半は「子供が英語嫌いになってほしくない、少しでも英語にふれさせたい」という人ですよ。

二つ目に大切なのは、先生だからといって、「教えること」がすべてではないということです。もちろん、英語の知識というものは持っておいた方がいいのですが、現実問題、50人以上教えるとなると、全員のフォローは完璧にはできません。なので、どうしても家庭学習をすすめたり、伸び悩んでいる人をいかにやる気を出させるか、が大切なんです。これは大人の生徒にも言えることなんですが。。。教えようとすると、授業は失敗します。逆に、生徒の言っていることに耳をなるべく傾ける先生は人気がでます。

この二つがあなた様にあるか、もしくは、学びとっていく要素や気持ちがあるかで、先生に向いているか向いていないかがわかると思います。英会話学校であり、専門学校とか大学院に行くわけではないです。相手は子供です。あまりキチキチにならなくてもいいと思いますよ。

就労時間ですが、たとえば子供であれば、中学生まで教えることになると思いますが(アミティだと高校もあり)、7時くらいまでは働いてほしいというのが学校側の要望だと思います。残業、というと語弊がありますが、家で準備したり、なども当然ながらあります。なので、子供さんが小さく、夕方以降は無理となると、赤ちゃんのレッスンか、小学生(それでもだいたい幼稚園児で4時くらいスタートがほとんどです)になりますよ。もし、発音が気になる、就業時間も早めがいいということであれば、小学校や幼稚園に外国人講師を派遣していて、ペアティーチングで教えているところであれば、幼稚園が終わるくらいの時間に自分もあがれるし、外国人の発音でレッスンができるのでおすすめですよ。

ちなみに、英会話学校の先生は、よほどのことがない限りは合格すると思います。それだけ辞めていく先生が多いです。そして、それだけ仕事はきついです。子供がすき、だけではなくて、子供から逆に好かれるという条件も考えてみてくださいね。好きだけではできない仕事ですよ～

Answer 2

文部科学省は「英語」という名の授業を行っていますが、日本人に英語を使いこなせるようになってほしいからではありません。英語がどのような性質をもった言語なのかを隠したまま、国民をだます形で授業を始めてしまったため、やむを得ず、続けているだけです。
少し長いですが、その理由も含め、英語・英会話について重要な事実をまとめましたので、一読をおすすめします。あなたのように、子を持つ親の気持ちがわかる方なら、英会話講師になれるかどうかではなく、なるべきではないことが理解していただけると期待しています。

文部科学省は国民に隠していますが、英語には、発音記号どおりとは違った言い方ができます。より詳しく言うと、粘土がいくらでも違った形にできるのと同様、英語では、どんな文でも、いくらでも（無限に）違った言い方をすることができます。
例えば、Wait a minute.は、中・高校では「ウエイト ア ミニット」という読み方しかないかのような授業を行っていますが、ネイティブが普通に話すときは、
「ウエイ ミニ」
「ウェーデ ミニ」
など様々な言い方が可能です。
「ウエイ ミニ」あるいは「ウェーデ ミニ」と言われても、「ウエイト ア ミニット」という読み方しか知らない人には、Wait a minute.のことだとはわからないでしょう。これが、覚えた単語さえも聞こえてこないと悪名高い英語の授業の致命的な問題点です。（他の具体例は、洋画のDVDで、英語字幕とセリフを比較すれば、いくらでも知ることができます）
中・高校の英語教師が、英語には発音記号どおりとは違った言い方ができることを説明しないのも、教えることができないほどたくさんあるためと考えると納得いくはずです。
このことに言及していないアドバイスは、親切そうに思えても、すべて、何も教えるつもりはないと判断してください。
英語にこのような性質があるのは、ラテン語に同様の性質があったためで、それゆえ、英語だけでなく、フランス語やスペイン語など、ラテン語がもとになっている言語すべてに同じ性質があります。
また、留学経験があり、英語のできる者たちは、英語ができるだけなら問題はないのですが、実は、英語が様々な言い方のできる言語であることも、発音記号を覚えても英語ができるという状態にならないことも知っています。（ネイティブが普通に話すのがわかるようになるのと同時に、気付くわけです）しかし、留学未経験者がこれらの事実を知らないほうが有利なため、彼らは普通は絶対に他人には教えません。それゆえ、「英語には様々な言い方が可能であることをなぜ言わないのか」と問いつめることで、英語のできる者たちの人格を否定することができます。
英語は、単語の意味や文法を教えることはできますが、文字と発音が一対一に対応した言語ではなく、無限に違った言い方ができるため、日本人の英語教師はもちろん、ネイティブさえも、「授業」という形で、ひとつひとつ、すべての発音を教えることは技術的に不可能です。日本にある英会話学校に通って英会話ができるようになった人がいるという話を聞かないのも、講師（？）が、発音記号を覚えさせられた日本人相手にわかるようにしゃべっているだけで、はじめから何も教えるつもりはないので当然です。
どのような言い方をされても理解できるようにするためには、留学経験者が留学中に（無意識のうちに）おこなっていたように、ネイティブが普通に話すのを、何もわからなくてもひたすら聞いて慣れるしかありません。
以上のことからわかるように、英語教師という仕事は、本来、存在すべき職業ではないのです。そこで、例えば、次のように教育制度を変えてはどうでしょうか。
現在、中・高校はあわせて六年間ありますが、英語の授業を廃止すれば、約四年半ですべての授業が終了する計算になります。残った一年か一年半、原則的に留学という形にするのです。留学してまで習得する必要がないと思う人は、スポーツや音楽、あるいは、職業訓練等、各自が大切だと思うことに貴重な時間を使えばいいのです。
留学経験のある知人たちと議論したところ、自分の子供もそういう形で学ばせたいという意見と、英語は様々な言い方のできる言語であることを日本人全員が知ることになるのは絶対に嫌だという意見とに真っ二つにわかれ、人間性の違いがはっきりと見えてきました。
私は、くだらない授業に自分の子供たちをつきあわせたくないため、近い将来、以上の事実を全国民に公表し、英語の授業を廃止させたいと思っています。
もし、あなたも、自分の子供や孫たちがムダなことに時間や労力を費やすことになるのがかわいそうだと思うのなら、この文面をできるだけ多くの人に転送し、教育制度改革に協力してください。