建築士は、電気や空調などの設備の設計もできますか？ 電気屋とか空調屋が設計するのと、どう違いますか？

Question

建築士は、電気や空調などの設備の設計もできますか？
電気屋とか空調屋が設計するのと、どう違いますか？

Answer 1

建築士は、基本的に建物の構造や外観、間取りなどを設計する専門職ですが、一部の建築士（特に一級建築士や二級建築士）は、設備設計の一部も担当できます
ただし、電気設備や空調設備については、専門的な知識と技術が求められるため、通常は別の専門職である「設備設計士」や「電気設備技術者」が担当することが一般的です

建築士が設備設計に関与する場合:
建築士は、建物全体の設計の中で設備の基本的なレイアウトや配置を考慮します
例えば、照明やコンセントの配置、空調の配置などを計画しますが、詳細な電気回路や空調の熱負荷計算などは、専門の設備技術者が担当します

電気屋や空調屋（設備設計士）の設計との違い:
建築士… 建物全体の設計や構造を担当し、設備設計は概略的に行うことがあるが、詳細な設計は行わないことが多い

設備設計士（電気屋や空調屋）… 詳細な設備設計を行い、電気回路、空調システム、給排水システムなどの専門的な設計や計算を担当します
これらは建築士にはない、専門的な知識が求められます

まとめ：
建築士は、建物の設計の一部として設備の配置などを考慮することができますが、詳細な電気や空調の設計は、専用の設備設計士（電気屋や空調屋）が担当します