電験三種 電力 2024 上期 問3 に関する質問です。 「汽力発電よりもコンバインドサイクル発電の方が、負荷変化…

Question

電験三種 電力 2024 上期 問3 に関する質問です。

「汽力発電よりもコンバインドサイクル発電の方が、負荷変化に対する追従性が高い」
とありますが、なぜコンバインドサイクル発電の方が、負荷変化に対する追従性が高いのでしょうか？

よろしくお願いします。

Answer 1

ざっくりで言えば、作る蒸気量が少ないので、早く必要な蒸気量を作ることができるから。
負荷増に対して、コンバインド…は、ガスタービンと蒸気の両方の発電を増やすので、蒸気分が少なくで済みます。汽力では、全部を蒸気で賄う必要があります。

Answer 2

コンバインドサイクル発電の方が、負荷変化に対する追従性が高いのは
主体がガスタービン発電だからです。
蒸気タービン出力は全出力の１／３～１／４しかありません。

最高効率時は、ガスタービンの排気で蒸気タービンですので協調発電
ですが、多少の協調ずれで追従を高めることも可能なようです。
そしてその遅追従の出力は全出力の１／３～１／４しかありませんので
全般的には汽力発電よりもコンバインドサイクル発電の方が、
負荷変化に対する追従性が高いようです。
以上