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「限界貯蓄性向が大きいほど、租税乗数が大きくなる」は正しいですか?

「限界貯蓄性向が大きいほど、租税乗数が大きくなる」は正しいですか?中小企業診断士試験(H20-経済学-第5問)の公式解答では、「限界貯蓄性向が大きいほど、租税乗数が大きくなる」という主張は誤り、となっています。 私の考え(下部に掲載)では逆であり、公式解答に至るプロセスが理解できません。 どなたか、私の考えの誤っている点をご教示頂けないでしょうか。 【私の考え】 ・租税乗数をxとすると、x = -c/(1-c) =(1 - 1/s) (※cは限界消費性向、sは限界貯蓄性向) ・dx/ds = s^(-2) であり、常に正 ・ゆえに、限界貯蓄性向が大きいほど、租税乗数は大きくなる

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回答(1件)

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    数式は、間違っていませんが xは「常に負」です x=1-(1/s) において 0<s<1の範囲で s→1 のとき x→0 ですから sが大きくなるとxの「マイナス値」(絶対値)は小さくなります。 よって、租税乗数は小さくなります。 (数直線でいえばxは正の方向に動くので、数値的に「大きくなる」のは確かですが、乗数効果は絶対値で判断しますので「小さくなる」が正しいです)

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