内航船の航海士（大型フェリーなど）は基本的にどのような仕事をするのですか。

Question

内航船の航海士（大型フェリーなど）は基本的にどのような仕事をするのですか。将来は、航海士希望です。しかし、詳しく航海士というものを知りません。
航海士のほかに機関士というものがありますが、どんな仕事をするのですか。
基本的に操縦をするのはどんな職業の人ですか。

Answer 1

航海士 海技試験 １級～６級（航海）に合格し船舶職員法に基づく職務を行う有資格者の事。
航海士の仕事は船舶の種類、大きさ、航行区域等により、船舶職員法と言う法律で定員等が定められています。
お尋ねの内航船の航海士の仕事ですが大型フェリーを例に挙げると甲板部の最高責任者は船長となります。
船長は船舶に乗り組む総ての指揮、監督を行う事が出来ます。船長の職務を行うには航海士の経験を積み重ねる以外ありません。船舶を所有する会社が、有資格者だからと言って、経験の浅い者を船長にする事はありません。
内航大型フェリーフェリーは法定で、航海士は一等航海士のみの配置ですが、副次的に 次席一等航海士、二等航海士等を配置しているようです。
職務：一等航海士 船長の命を受け 船舶の管理、乗船客の確認及び安全確保、積荷の確認、航海中の当直（見張り）、
作業計画、及び甲板部部員への現業作業指示、入港時における船首機器（揚錨機器の動作指令）等数多くあります。
二等航海士：航海時の当直、飲料水の保全確保、気象通報（天気図の作成） 等、運航管理も行います。情報は総て船長に
報告します。航海士は船員のプロセスの一部です、最終目標は船長でしょう。船舶の操縦は航海中はほとんどの船は自動操舵です。航海士と部員（甲板員）ペアー組んで見張りを行っています。衝突を避けるため手動に切り替え操船する場合もあります。
入出港時に甲板部員より選任された、甲板手（操舵手）が船長の命を受け手動で舵を取ります。
機関部も同様です、機関部の最高責任者を機関長 一等機関士 二等機関士 三等機関士（一級～六級海技士機関）ジン主機関（プロペラを回すエンジンの事）や発電用機関、の運転を見張る、エンジンの性能維持、ボイラー等の運転管理 発電機等の管理です。最後に 商船高専 海洋学校等へ入学して若き航海士になられるよう祈ります。