以前ハーローワークの求人（学歴不問）の求人に応募前に募集されていた会社に

Question

以前ハーローワークの求人（学歴不問）の求人に応募前に募集されていた会社に確認の為に電話をした時に学歴が中学卒業だと話した途端担当者から中卒はどんな人間か分からない、求めてるのは短大卒以上だと差別的発言？をされ次の日ネットから求人を見たら短大卒以上に変更されていました。
こういった事はハローワークの求人では普通なのでしょうか

それ以降ハローワークに怖くて行けなくなり就職活動も難しくなりました
最近、前から興味があったスイミングスクールの仕事を見つけて応募したいのですが
急募、使用期間なしのスイミングスクールの仕事は学歴なし経験なしでも大丈夫でしょうか？

募集内容には未経験、泳げなくても親切に教えると書いてありました

Answer 1

【その1】
ハロワ求人の｢学歴｣は､社長や人事担当者の学歴意識が露骨に出てくる項目です。
例えば､現在の従業員全員が大卒･短大卒以上しかいない会社だと､人間心理として｢高卒以下の人が応募してくる可能性｣を指摘されるまで気づかないことは当然にあります。

むろん一定の学歴がなければ資格取得できない場合は必須ですが､それ以外にも､
・幹部候補の基幹社員は大卒のみ。
・正社員は高卒以上。
・バイトなら中卒でも良いが､正社員希望ならせめてバイトしながら定時制通信制の高校を卒業してくれ。
…という会社は山ほどあります。

しかし､端的に言えば｢学歴｣とはそのために存在します。
私も若年者支援や学卒支援をそれなりに担当しましたが､｢勉強できないから高校へ行かない｣､｢勉強が面倒だから(同)｣と言う人も山ほど見てきました。
その原因は何であれ､あなた自身がそれを選択したのなら､その結果がついて回るのも仕方のないことだと思います。

イジメが原因で高校へ行けなくなった人であれば､スクーリング中心の通信制高校があります。
高認:高等学校卒業程度認定試験(旧大検)にチャレンジする方法もあります。
それ以降の短大･専門だと､定時制や通信制は選択肢がグッと少なくなりますが､ゼロではありませんし､高卒だけでもかなり求人の選択肢の幅が広がります。

昭和の時代なら｢中卒で就職｣も多かったのですが､それは今から30年以上の大昔の話です。
日本中どころか世界中がスマホとネットでつながり､情報が瞬時に行き交う高度情報化社会の令和の時代と､そうしたものが全くなかった昭和の時代では､200年前の産業革命の頃よりもさらに深い｢断絶｣が起きています。
これを乗り切るには､会社も従業員も常に｢スキルアップ｣を意識する必要があるのです。

もし｢僕は勉強が苦手だから学校へ行かずに働きたい｣と､若いくせに｢発想が昭和｣の人が応募しても､多くの会社は｢そんな人は将来のスキルアップも期待できないので『お荷物』にしかならん｣とマイナス評価する可能性が高いです。
だから今後の令和以降は､学閥的な意味ではなく｢入社後も勉強する能力の有無｣の判断材料として､学歴がますます重視されていくと､私は考えます。

【その2】
スイミングスクールの仕事が､学歴や経験を問うか否かは､結局のところその会社に尋ねるしか確認手段はありません。
あなたは､過去の出来事でハロワに恐怖？不快？を感じてなかなか利用できないようですが､もしそうなら自分で会社に電話をかけて確認するしかありません。

というか､そういう場合に自分から直接問い合わせるのはハードルが高いからこそ､ハロワ職員に確認を依頼して､いわばハロワ職員を自分の｢バリヤー(防壁)｣として､自分にストレス被害が及ばないようにしつつ､必要な事柄を確認していくのではないかしら？
ハロワを始めお役所というものは､ハサミと同様に｢上手に使えば切れる｣のです。逆に下手な使い方は､あなたのように就活が前に進みにくくなるので､ハロワを上手く使うことにも慣れていきましょう。

しかし､求人内容にあるという｢泳げなくても親切に教える｣のくだりは､私なら話半分という程度に捉えますね。
仕事内容が受付事務や裏方業務に限定するか､または床の上で行うダンスやエアロビのインストラクターも選択可能ならアリですが､もしスイミングのインストラクターなら逆に危険度が感じられます。

なぜなら､スイミングのインストラクターは｢命を預かる仕事｣のためです。
あなたが学生の頃は水泳が得意とか､普段から海やプールで結構泳いでるなら問題ありません。
しかし､もしそうでないなら､教える対象の子供や年寄りが急にトプンと沈んでしまった時に､すぐに飛び込んで助けに行くことが自分にできるか？と脳内でシミュレーションしてみてください。

求人に｢泳げなくても親切に教える｣と明記されてるなら､私ならそのスイミングスクールには絶対に行きませんし､家族や知人が通ってるなら辞めさせるよう画策するかもしれません。