解決済み
薬剤師の方に質問です。 自分の子供にも薬剤師になる事を勧めますか? 現在高一の子供(男子)の大学進学について考えている所です。漠然と公務員(市役所勤務等)になって欲しいと思ってましたが、国立大(工学部等)を出ても公務員に合格する確約もないので、他の安定した職業を考えていた所、薬剤師であれば全国どこでも安定した年収がもらえるので、薬学部に進学させようと思っています。 ひと昔前はAIにより、なくなる職業とまで言われてましたが、ネットで調べると無くなることはないことがわかりました。 ネックは6年制と私立大だと学費が高いとありますが、長い人生を考えると、サラリーマンで出世競争やリストラ等のストレスを味わうよりマシかなと感じています。 薬剤師の主なストレスが何かわからない所ですが、薬剤師の方は今後薬剤師になる事をどの様に思っているか教えて下さい。 よろしくお願いします。
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本人が本気で薬剤師になりたい、もしくは薬学研究をやりたいなら薬学部進学を勧めますが、なんとなくであれば絶対勧めません。 と言うのも薬剤師になるためには薬学部に入って薬学生をやらなければいけませんが、一部の天才以外、なんとなくで薬学部に入ってきた人はかなりの確率で苦しみます。 実際にそう言う同級生を沢山見てきました。地域の一番手の高校とかから沢山進学してきていましたが、薬学部の勉強量は決して楽ではないので皆必死に食らい付きます。けど元々良くわからないで薬学部に入学してきた人は辛い キツイ こんなはずじゃ… のオンパレードで結局いやになって退学や留年になってしまうケースが多かったです。向いてないやと単純に方針転換したなら良いのですが、鬱病になってしまい実家に帰ったきり友達も音信不通で退学みたいな同級生もいました。 まあ旧帝レベルとか特待生とるような天才肌なら要領よく抜けていけるのでしょうが凡人は膨大な勉強量に食らい付いて必死に頑張るしかないので、志がないと心が折れやすくなります。 また最近は薬学部が沢山増えたので薬学部にはいるだけなら簡単です。しかしながら個人的には大学入試偏差値が50以上ないと薬学の勉強は辛いと思います。文科省がデータ出してますが偏差値が下がれば下がるほど留年や退学、一発国試合格率が悲惨な数字が出てる大学が多いです。 今の時代は薬学部入学=薬剤師ではないです。 薬学部入学は薬剤師になるためのチャレンジ権を得たに過ぎません。 薬学部のカリキュラムは全国の薬科大学で基本的に統一されています。難関大だろうが無名の低偏差値大だろうが同じ内容を同じ速度で学んでいきます。結局偏差値が下がると薬学の勉強についていけないのです。 さらに最近は薬剤師国家試験は薬剤師を選抜する傾向に変わりつつあります。 合格基準も変動性に変わってしまっていて果たして自分が合格なのか自己採点しても発表日までわからないのが薬剤師国家試験です。最近は大体9000人台で合格を切る傾向にあります。ですから要は全国の薬学部生上位9000人に入らないと合格できないと言う事です。となると偏差値の高い大学が有利になります。 偏差値の高い薬学部と言うのは人気だから偏差値が高いわけで多くが高校生からその大学に入りたくて努力してきた志高い人の集まりになります。高校生から薬学部に行きたいと努力を重ねていた人と なんとなく薬学部入れたから… の人とどちらが有利か?です。 なのでそもそもなんとなく薬学部進学は薬学部の段階で躓く可能性があります。 次に薬剤師になってからの話ですが、薬剤師も色々就職先は多いですが多くがイメージするのは薬局やドラッグストアだと思いますし、実際に多くが新卒で就職します。 これらの業界は簡単に言ってしまえば、小売業であり接客業です。 必要とされる能力はコミュニケーション力だったりします。 日々一般人の顧客を相手してサービスを提供する仕事です。 とても大雑把に言ってしまえば自動車ディーラーや銀行の窓口、デパートなどの販売員と同じと考えていただくとどのようなストレスがかかるかがわかるかと思います。 薬局やドラッグストアの場合はそれに追加して顧客が患者さんと言う特徴もあります。何かしらの体調不良を抱えていたりする人を相手しますし、高給取りから生活保護の人までくまなく相手する仕事です。怪我してる人がくるかもしれないし、精神を病んでいる人かもしれないし、目の前の人は健康でも自宅に寝たきりの患者さんの代理人かもしれません。 上手く対応できないとクレームも頻発します。 こちらも自身の周りの話ですがコミュニケーション力がないとけっこう辛いと思います。それで薬局やドラッグストアを辞めて全く違う一般事務とかに転職した薬剤師も知ってますので適性は大事です。 また新卒に人気なのは大手の調剤薬局やドラッグストアですが出世競争は無くはないです。この辺も一般企業と同じです。新人薬剤師から店舗の管理薬剤師、エリアマネージャー、本社勤務と出世ルートがあります。薬局やドラッグストアは株式会社ですから収益がとれないとつぶれます。他の業種にくらべたら緩い方だとは思いますが当然ノルマがあります(最近だと かかりつけ薬剤師件数とか)。 まあ薬剤師の場合は自分は現場主義だから出世するより現場にいたいですがまかり通るので熾烈な競争ではないですが。 コミュニケーション力がない場合で薬剤師っぽい職場に病院がありますが夜勤があったり、薄給だったり薬局ドラッグストアより福利厚生が劣ったりするので最近は病院薬剤師になりたいと強く希望するような人が行く先になっています。例えば大学病院に勤務して学会発表するような薬剤師になりたいとか、がん専門病院に勤めてがん専門の薬剤師になりたいとか。 そう考えるとなんとなく行く職場ではないです。 他にも公務員薬剤師とか色々就職先はありますが… ざっと書いただけでも本人が薬剤師やる気ないなら就職先を考えても苦しいと思います。
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子供がやりたいならどうぞ。 自分からは勧めない。 どんな仕事でも自分から「やりたい」と思わなければ、続かないのは分かっているから。イヤイヤ仕事をすることになるので。 薬剤師に限らないではありますが。 ごく一般のサラリーマンよりは薬剤師は安定していますが、生涯給与が薬剤師を超えるサラリーマンも当然います。 結局はその職業に合っているか。と、やる気ですね。 後は、薬剤師としてどこに就職するかによっても結構違います。 >進学させよう 受け身で選択させられた職業だと、よほど自分に合ってないと継続は難しいと思います。 その本人がモチベーションを維持できる性格かにもよります。
薬局オーナーです 結論:子供には勧めないが、本人がやりたいなら応援する 結局は仕事は本人の適正が噛み合わなければ、何も成果は出せないし、誰からも必要とされなくなります 薬剤師の将来性とか他の仕事の将来性、安定不安定や出世競争という典型的なサラリーマン思考の中でしか進路を考えられないようだと、この先の人生の選択肢がどんどん減っていきます 薬剤師に将来性があるのではなく、あなたの子供さんが持ってる将来性を引き出せるかどうかだと思います 仕事でどんな組織に所属していても、その組織が未来永劫続く保証なんてどこにもありません、明日トヨタが外資系企業に合併吸収されて国内の大量リストラが出ても不思議ではないのです 私は無能な薬剤師と一緒に働く事も、人が辞めていくブラック薬局企業勤めも、どちらも経験しましたが、一つだけ思った事は薬剤師本人が優秀でこの仕事に向いているのであれば、世の中どうであれ安心して生きていけるだろうなと感じました 無能な薬剤師は職場を転々とし、無能な経営者の薬局は他の企業に買われていきました その中でも意識の高い薬剤師だけが、何かしらの形で生き残りまともな給料をもらって生活している現実を見ました そういうことです 私も自分の子供たちがどんな進路を取るのか楽しみではありますが、子供の進路を考える時に親の自分が真っ先にやるべきこと、絶対にやってはいけないことを冷静に考えたいとは思っています 頑張って
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