元採用担当のおぢさんです。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。 ここでもよく「就職に有利な資格を教えてください」という質問がありますが、その答えとしては「応募する会社が必用としている資格」ということになります。当て推量で資格を取ることに意味はありませんから、その会社・職場で使えるものを準備できれば加点評価されるという程度の話でしょうか。 また、資格の多くは知識レベルの証明であって、独占(専権)業務はありません。簿記やMOSやTOEICなどはもちろんのこと、難関TOP10に入ってくる中小企業診断士ですらそうなのです。もちろん、教師や看護師のように免許(資格)がなければできない仕事もありますから、その際には取らざるを得ませんが。 ちなみに、「手に職(資格・技術)がある人は強い」と言われたのは昔の話です。私が子どものころには「大型運転免許」とか「簿記」さえあれば食いっぱぐれがないとよく言われたものです。そして、現代では資格を持っている人なんてどの仕事でもオーバーフローしていて、それさえあれば普通以上の暮らしができるというものはなくなりました。(←看護師、介護士のように離職率が高すぎて、就職・転職が楽といえる資格は存在します) 今から20年ほど前の話です。医薬分業促進で大きな病院と薬局を分けるために薬剤師が足りなくなると言われましたが、10年も経たないうちに充足してしまいました。薬学部を卒業するには6年かかるのにです。それくらい機を見るに敏な現代社会ですから、資格だけに頼っても良いキャリアにはならないと言えます。 他の方に資格について回答したものがありますので、もしもよろしければですが合わせてご参照ください。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14302891199
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