解決済み
日本語教師教師について。 今年から国家資格となった「登録日本語教員」ですが、今後5年程で給料は上がると思いますか? 現在、高校三年生の者です。大学で日本語教育を学び、将来日本語教師の資格を取得しようと考えています。 大学自体は教育学部を志望していて、小学校の教員免許を取得するつもりで、あくまで日本語教育は専攻ではない体です。 卒業後のことでまだ早いとは思うのですが悩んでいます。 小学校の時から薄々考えていた職業が「日本語教師」でした。 現在、日本には海外からの留学生や労働者が増えていることから需要がない訳では無いと思うのですが、日本語教育の不安定さと給料の関係から将来、新卒での日本語教師はやめた方がいいだろう、と考えています。 しかし、小学校教師になりたいのか、といわれるとそれもまた違うと感じています。実際、志望大学に受かったら何か教科を選んで専攻するよりも教育課題分野を学ぼうと考えています。 私は、将来、ある程度趣味にお金をかけながら生活をしたいと考えています。 しかし、今の日本語教師の平均月収、年収で十分に趣味を楽しみながら生活を充実させることは出来るのか、と疑問と不安を抱えています。 バイトをしていない高校生なので今と比べると少しはかけられるお金が増えて充実するだろうとは思うのですが、それが「満足できる」ものなのかと思うと少し違う気がしています。 上手く言えませんが、今が60で将来80にはなるだろうけど100にはならないような感じですかね。 今から今後5年ほどの給料などわかる訳ではないのですが、将来給料は上がると考えられるでしょうか。 もし、給料が上がるのなら、目指す価値は高まると考えているのですが、1人では考えるのが難しくて困っています。
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給料は上がらないと思います。 日本語教師というものについて、 歴史をざっとお話ししますね。 30年ぐらい前の日本語教師というのは、 とてもマイナーな存在でした。 一流大学を出た優秀な人材だけれども、 会社に就職したくないタイプの人間が、 海外を放浪した末に、 日本語教師という職に落ち着くケースが多かったのです。 彼らは、もともと地頭が良い上、 異文化の中でいろいろな経験を積んで鍛えられていたので、 日本語を客観的にみる視点を自然に体得していて、 有能な日本語教師として活躍することができました。 ところが、 日本語教師という職業の存在が、 広く知られるようになった2000年代以降から、 従来とは違ったタイプの人が、 日本語教師を目指すようになりました。 新たに日本語教師を目指すようになったタイプの人は、 昔ながらの日本語教師と比べて、 明らかに異なる点がいくつかありました。 それは、 ◆日本語教師のことを、 小中学校の教師と同じようなものだと捉えている。 (昔ながらの日本語教師は、日本語教師をヤクザな商売だと思っています) ◆言語一般についての知識や教養が乏しい。 (昔ながらの日本語教師は、一流大学を出た人が多く、 古文、漢文、英語の文法的知識はもちろん、 日本文学や外国文学についての教養が豊かでした) ◆世界情勢に対する知識や好奇心や想像力が乏しい。 (昔ながらの日本語教師は世界情勢について詳しくて…以下略) まあ、まとめていうと、 昔の日本語教師に比べて学力の劣る人たちが、 日本語教師に憧れ、 日本語教師を目指すようになったのです。 学力が劣る人たちでも、 日本語教師になることができました。 なぜかというと、2000年前後から、 外国人労働者の違法就労の隠れ蓑として、 質の低い日本語学校があちこちに誕生したからです。 彼ら外国人労働者は、名目上は日本語学校で学ぶ就学生で、 少しは日本語の授業を受けていましたが、 実際は日本で働いて金を稼ぐことが主目的でした。 ブローカーの人身売買に協力するかのような 悪質な日本語学校も結構あって、 一時期、社会問題にもなりました。 この荒波の中で、 学力が劣る人たちは、日本語教師として生き残れず、 フリーター化した人が多いと思います。 その後、それではいけないということになって、 日本語学校の運営がきちんと行われるよう、 規制がかけられるようになりました。 その流れで、デタラメな日本語教員を生みださないために、 「登録日本語教員」という制度ができたのです。 ただ、私が知る限りでは、 「登録日本語教員」の資格はかなりユルいです。 デタラメという訳ではありませんが、 学力が高くなくても、まじめにやれば、 取れてしまう資格のようです。 この資格が意味するのは、 「まじめに日本語教師を目指して勉強した」ということだけ。 この資格を取得して日本語教師になった新人で、 実際の教育現場に立って初めて自らの能力不足を痛感し、 数か月で退職した人がいます。 さて。 ここからあなたの質問にコメントしていきましょう。 >大学で日本語教育を学び、将来日本語教師の資格を取得しようと考えています。 >大学自体は教育学部を志望していて、小学校の教員免許を取得するつもりで、あくまで日本語教育は専攻ではない体です。 大学って、学問をするところです。 「就職に役立つ何か」を教わるところじゃありません。 教育学部であろうと、それは同じです。 教員免許や何かの資格は、学びの結果として勝手についてくるものです。 「日本語教育」というのは、 大学での学びとしては中途半端だと、私は感じます。 日本語という言語の構造に興味があるのなら、 国語学(日本語学)という分野があるし、 日本語の表現の豊かさに関心があるのなら、 国文学(日本語文学)という分野があります。 また、 日本語を学びたい外国人の状況に焦点を当てるなら、 それは教育社会学や、ずばり社会学の分野です。 また、 経済や法律の分野と重なるかもしれません。 あなたは、大学で 「日本語教師になるための直接的なノウハウ」を 教わりたいと考えているのですか? もしそうなら、 それは効率優先のショートカット路線であり、 あなたに蓄積されるものは少ないだろうと、私は思います。 大学では、もっとじっくり腰を据えて、 自分の思考を深めていくべきだと思います。 >卒業後のことでまだ早いとは思うのですが悩んでいます。 はい。まだ早いですね。 大学での専攻と将来の職業は切り離すべきです。 >小学校の時から薄々考えていた職業が「日本語教師」でした。 今のあなたは、幼い小学生ではありません。 少しずつ成長してきたはずだし、 これからもっと成長していくはずです。 成長するにつれ見える景色は変わっていき、 考えも変わっていくのが、当たり前のことです。 >現在、日本には海外からの留学生や労働者が増えていることから需要がない訳では無いと思うのですが、日本語教育の不安定さと給料の関係から将来、新卒での日本語教師はやめた方がいいだろう、と考えています。 それは一つの考え方ですが、 その考えが妥当かどうか、 今のあなたには判断がつかないはずです。 大学の学問を通して、現実の状況をより詳しく知っていき、 自分なりの考えを深め、答えを探していくのが、 大学生活だと思いませんか? >しかし、小学校教師になりたいのか、といわれるとそれもまた違うと感じています。実際、志望大学に受かったら何か教科を選んで専攻するよりも教育課題分野を学ぼうと考えています。 それでいいと思います。 >私は、将来、ある程度趣味にお金をかけながら生活をしたいと考えています。しかし、今の日本語教師の平均月収、年収で十分に趣味を楽しみながら生活を充実させることは出来るのか、と疑問と不安を抱えています。 まずは、 日本語学校や日本語教師の実態を知らなければなりませんね。 私が上に書いたことを鵜呑みにしないで、 一つ一つ自分の目と足を使って調査してください。 大学での研究テーマになりうると思います。 「平均」という言葉の罠にもはまらないように。 また、あなた自身が変わる可能性だってあります。 「ある程度趣味にお金をかけながら生活したい」 と考えていたあなたが、天職に恵まれ、 趣味を忘れて仕事に熱中する幸せな未来だって ありうるのです。 >今から今後5年ほどの給料などわかる訳ではないのですが、将来給料は上がると考えられるでしょうか。 冒頭の繰り返しになりますが、 私は、日本語教師の平均給料は上がらない、と思います。 もろもろの社会情勢を踏まえた上での見通しです。 ですが、 あなた自身が、もろもろの社会情勢を乗り越え、 1人だけ「平均」の罠を脱し、 自分の給料を上げる未来を切り開いていくことは、 できると思います。 >もし、給料が上がるのなら、目指す価値は高まると考えているのですが、1人では考えるのが難しくて困っています。 高校生の今、考えるのは難しいかもしれません。 ですが、 そういうことを考えるために、 大学生という時間があるのですよ。
日本語教師の給料は上がらないと思います。 なぜなら、良い給料を生み出す仕事は、それにお金を払ってくれる人が必要ですが、日本語学校に来る日本語を習う留学生はメイン層は単純労働者の現地の高卒がメインです。 エリートの外国人は、日本の優秀な大学に留学生として来ますから、日本語学校は層が違います。 貧しい出稼ぎ労働者が、日本語教師の給料を潤す金を生み出すとは思えないです。 ただ、日本語教師が好きなら、最初から日本語教師の資格取れる日本語教育専攻に行くべきです。日本語教師資格は、真面目にやれば取れる資格ですが、日本語教育専攻なら最初から日本語教師として働く資格得られるからです。 必要性ないのに、初等教育、小学校教員免許とか取るとなると、そちらに膨大な時間かかりますからね。
参考までに、個人の勝手な憶測でしかないのですが、あまり年収は上がらない気はしますね。 根拠は、以下の感じです。 ・給与:日本は、他国と比べて水準が低く、あまり魅力的な感じではない。(日本語を学ぶメリットが少ない) ・税率:日本は、労働年齢に対する税率が高すぎる。(日本で働くメリットが薄い) ・人口:日本は、出生率が低く、将来の没落の可能性が高い。(日本語の重要性が低下する) 大学で、志望が変わるのはよくあることではありますし、一般の会社に就職する場合でも、 自分自身の学習や、部下教育にも利用はできるので、教育自体について学ぶことは有意義かと思います。 自分も中高教員免許持ってますけど、一般企業に勤めてますので。 以下のYoutubeも見てみると、いいかもですねー。 【未来予想】「国家資格・登録日本語教員はこうなる」現役の日本語教師が徹底解説! https://www.youtube.com/watch?v=pCN1y1BgLow
そうだね:1
上がらないと思います 今移民問題があります 細かく見たら外国人労働者を雇ったらいきなり飛ばれた、という事象は多いです 国民感情はよろしくないし、 既に日本で就労する人は普通に意思疎通出来ますからわざわざ学ぶか?というところはあるかと まぁ、国の政策次第ですけど、大きくは上がらないと思います
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