ハローワークの正規職員で回答します。 ハローワークは課と部門で構成されています。 課の場合、一番下は事務吏員です。 次に、主任、係長、課長、次長、所長となります。 当然ですが、事務吏員、主任、係長、課長は一つのハローワークに複数います。 主に総務、庶務を担当します。 部門の場合、一番下は職業指導官です。 10年位務めて昇任試験に受かれば上席職業指導官になれます。 更に10年位務め早ければ昇任試験に受かれば統括職業指導官になれます。 一応部門を統括する長です。 統括職業指導官の立場で定年を迎える方も多いです。 ハローワークの正規職員は昇任や研修の度に埼玉の労働大学校で必ず2週間の研修を受けねばなりません。 是は義務です。 上席指導官の立場の折に、複数の資格を得ねばなりません。 産業カウンセラー、産業雇用安定官、就労支援指導官etc…等です。 是は必須では在りませんが、実質将来の昇任は捨てる事と同じ意味です。 又、ハローワークの正規職員は特別援助部門(対障害者)の窓口(接遇)は必ず異動の際に経験させられます。 此処には非正規職員は配置されません。 通常の職業相談部門の窓口に座っているのは、ご案内通りほゞ全て全員が非正規職員です。 後でパソコンを触っているのが正規職員です。 窓口での対応にご不満の場合、正規職員にお声掛け頂ければ誠実に対応させて頂きます。 但し来庁者から見れば、馴染みの職員さんと思って頂ける程1ヶ所に勤務出来無いのが実態です。 通常2年に1回、県内での定期異動があります。 是は癒着を生まない為と県下全域のハローワークで勤務する事で、雇用実態、就労実態を身を持って把握する為です。 現在は場合に拠って全国異動も行われています。 最後に、私達厚生労働省職業安定局職業安定課に於いても各県のハローワークの正規職員の人数が全く足りていない、非正規職員を大量に雇用する事で、数合わせを一見出来ている様に見えますが、何の知識も資格も無い非正規職員が窓口で職業相談等が出来る訳がありません。 然し、現状はこの通りなのです。 こう言う人材が欲しい、求人を出す側の企業と、こう言う条件で働きたいと言う求職者の方々のマッチングを上手く見付けるのが本来の国家職業安定行政職員の役目の筈です。 どうかお声掛けを頂いて私達、ハローワーク勤務の国家公務員試験合格者の身分として正規職員の本音を知って頂ければ幸いに存じます。
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