円安で外資系企業がどんどん日本に入ってくるので生ぬるい日本人はそこで雇ってもらって鍛えてもらって日本復活の良い流れがきて…

Question

円安で外資系企業がどんどん日本に入ってくるので生ぬるい日本人はそこで雇ってもらって鍛えてもらって日本復活の良い流れがきていると思いませんか？

Answer 1

「円安で外資系企業が日本に入ってくる」というロジックが良く判らないのですが、いま日本が注目されているのは半導体産業ですね。

半導体連合が「台湾・日本・アメリカ」で、日本は半導体で本気になってます。政府がTSMCを誘致し、TSMCは熊本で第一工場に続いて第二工場を建設中。

なぜ熊本なのか。
スマホ、車載カメラなど全てのデジカメに必須の光を画像に変える半導体・イメージセンサで世界市場の半分を握るチャンピオン、ソニーが協力者だからです。

ソニー、NTTなど10社が集まって次世代半導体の量産化を目指す
Rapidusを設立、北海道に拠点を作ってますね。研究開発の次に来る大きな壁が量産化です。

次世代全固形リチウムイオン電池の研究開発で先頭を走っているのが日本。
同じく量産化の壁があるので、トヨタが出光と組んで量産化を目指してますね。

今のリチウムイオン電池でしたらチャンピオンはパナソニック。
・テスラ、パナソニックに「製造できる限りすべてのバッテリーを買い取る」とオファー Jun, 2023

産業用ロボットの世界4強は、ABB（スイス）、ファナック、安川電機、KUKA（ドイツ）。

産業のコメ、全ての電機製品に必要なMLCC。車だと1台に6,000点以上必要。EVには10,000点くらい。日本がチャンピオンでトップは村田製製作所。パワートレインなど環境が悪いところには高品質MLCCが必要ですが日本の独壇場。

半導体はシリコンウエハーに回路を転写して作りますが、シリコンウエハーは日本の2社で世界市場の6割を握っています。

回路を転写する露光装置を開発しているのは、キャノン、ニコン、ASLM（オランダ）の3社しかありません。

半導体製造に必須なエッチング剤がありますが、集積度が密になるほど高純度なものが必要になります。日本が作れる純度は9.99と9が12個並ぶ9N。2位はドイツで6N。日本がアップルに輸出しているのは11Nと聞いた事があります。

韓国がNo.Japanをしていた時に、韓国メディアが書いていたのは「日本への技術依存度50%、先端技術になるほど依存度が高まる」「日本は100年素材王国」。

No.Japanに対して韓国ネットで「だったらスマホも捨てろ、中身は日本製だらけだ」。アップルの前CEOが「最高の品質を」と言っていた時は、日本の高性能部品を多用したので、価格が高くなりすぎました。いまは安価な韓国製もかなり使っているようです。

日本が弱い分野は何でしょう？
どこの国から教えて貰えば良いでしょう？

IT基盤は弱いと思います。
ここはアメリカ帝国。パソコンのCPUはIntel, AMD, Apple。汎用OSはUnix、Windows, iOS、皆アメリカ。スマホOSは android, iOS、アメリカ。
データベースは Oracle, SQLサーバーなどアメリカ。ERPはSAP（ドイツ）以外はアメリカ。ミドルウェアはアメリカ。

UKのクラリベイト・アナリティクスが、毎年「グローバル・イノベーターTOP100」を発表していますが企業数で、
2024 1位日本、2位アメリカ
2023 1位日本、2位アメリカ
2022 1位アメリカ、2位日本
2021 1位アメリカ、2位日本
2020 1位日本、2位アメリカ
だったか。日米で7割を占めてます。

次世代量子コンピュータは日米で共同研究開発をしています。

Answer 2

データセンターが日本にできると言います。やはり、日本人は初任給500万クラスでも高人気になります。当然ですが、日本企業の採用の相場も上がります。
だってグーグルが2000万出すのに、富士通1000万で引き止めは無理ですよね。マイクロソフトやグーグルが日本に拠点展開するとそこから漏れ出したノウハウでベンチャーが育つと好循環です。

Answer 3

逆です。
円安だから外資系企業は参入してこないですね。