アダルトビデオは表現の自由なのに、自由を重視する革新派の人たちのほうが、伝統を重んじる保守派の人より批判的なのはなぜです…

Question

アダルトビデオは表現の自由なのに、自由を重視する革新派の人たちのほうが、伝統を重んじる保守派の人より批判的なのはなぜですか？

Answer 1

これは実は表現の自由については１９７０年代に、革新派の人が「愛のコリーダわいせつ裁判」などで戦いました。これは、当時世界的な映画監督だった大島渚監督が、ハードコアポルノ「愛のコリーダ」をフランスで撮影＆編集して完成させたのが、日本では検閲されてズタズタにカットされたので、起こされた裁判でした。

また長い間日本では アンダーヘアーはどんな芸術作品でも見せてはいけない事になっていて、１９９０年代に入り映画では東京国際映画祭の「美しき諍い女」で、写真集では篠山紀信の一連の仕事で芸術作品に関しては半ばスルーされる形となりました。

そういう一連の裁判などを通して表現面では 日本のアダルトコンテンツは世界でも類を見ないほど自由を獲得しました。

しかし昔はアダルトビデオや、その前身であるポルノ映画は映画会社に雇用された女優さんらが演じていて、プロの仕事でしたが、８０年代から素人ブームが起こり、逆に「素人女性をだまして」「ホストで作った借金を返すために」出演させるという事が横行するようになったのです。

それは女性の立場を守りたいという状況を生み出して、今の流れになっています。