スポーツや運動指導について理学療法士並みの知識を身につけるにはどのような勉強が必要ですか？

Question

スポーツや運動指導について理学療法士並みの知識を身につけるにはどのような勉強が必要ですか？資格費用が大きいことや開業権がなく多くの人は理学療法士の知識を活かして独立されている人が多いので質問しました。

Answer 1

理学療法士です。はっきり言うと質問文の根拠は間違いです。基礎医学を学ぶために何かの資格をとるのは賛成ですが、興味の無い無駄な勉強をやり過ごす必要があります。

理学療法士の対象は怪我人、病人といった「身体に障害のある者」です。そして怪我や病気によって今までできていたことができなくなった人達に対しての回復を図ることが仕事です。（貴方のやりたい）健康な人へのよりパフォーマンスアップはどこからも習いません。

現実、理学療法士協会の統計資料によると、
2023年3月末 現在 休会者を含んで
会員数がざっくり14万人中

スポーツトレーナー（プロチーム契約）16チーム 19人
スポーツトレーナー（企業チーム提携） 7チーム 7人
です。
このわずかな例外をあたかも取り上げて理学療法士はスポーツの世界で活躍できるというのがオープンキャンパスの合法的詐欺です。

整体業に進出した理学療法士はほぼ全員可及的速やかに廃業しています。というのは理学療法士がアゴアシマクラ自分持ちとかで習うことは治療技術です。即時効果が出せないなら自然回復と区別できない。自然の摂理に基づいて勝手に良くなった事に対して料金を請求することはおかしいと考えます。でも整体で治すから1回数万円の料金請求しても払う人いませんよね。

1回で治せば経営成り立ちません。いかにリピートしてもらうかです。重要視されるのはLTV(生涯顧客価値）の増加方法です。理学療法士の治療技術は市場ニーズと一致していないんです。

* LTV(生涯顧客価値：顧客がそのサービスを使い続ける上で、サービスに投下する金額の総額

整体とか柔道整復師のお仕事ははっきり言うと占いと同じように不安解消ビジネスなんです。「通っていれば明るい未来に繋がるかも」「もし止めれば今より悪くなるかも」と現実をありのまま言えば洗脳して依存させることがリピートを増やし安定経営に繋がります。

なら活躍されているトレーナー諸氏はどうやって身につけたかですが、私が絶句したエピソードを最後に一つ。友人の柔道整復師（鍼灸指圧マッサージ師資格持ちのダブルライセンス）がプロトレーナーになりたいと思って、教員の勤める整骨院に就職した。
曰く「俺、2500円しか貰っていない。せめて税金減らす方法知らないか？」「いや、時給なら多いでしょ。日給2万円だよ」「日給だよ。役者になりたいからと劇団に所属しても時給千円はもらえないでしょ。同じで『修行』だから労働基準の外なんだって」「ということは時給300円？」「だったらまだいい、掃除含めて半日拘束されるから200円。そこから税金などを引かれる。だから未だに親から小遣いに衣食住たかっている。給料は奨学金返済に全部消える。」「休みは？」「ない、というのは休日にスポーツ関係にボランティア活動するから」だからせめて「税金など少しでも安くならないか」
という世界で実績を積んでください。