転職活動における企業の対応について質問します。

Question

転職活動における企業の対応について質問します。例えば給料が250,000から350,000と記載されていて、免許持っているが、新人未経験メールでもきちんと答えてくれる企業があれば面接で聞いてくださいと流される企業もあります。
私としては、家族持ちなので、いくら稼げるのかとても重要です。そもそもそこが合わないのであれば応募したくないし、面接に行く時間ももったいないと思っています。企業側にとっても時間の無駄になると思います。
求人やメールの段階ではっきりと情報を伝えるべきだと思うんですが、やはりそういう会社って行かないほうがいいでしょうか？

Answer 1

元採用担当のおぢさんです。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。

確かに、お給料についてはできるだけ早く知りたいと考えるのが普通だろうと思います。ただ、採用する側からすれば、中途採用の場合には年齢・過去の職歴（経験）・資格免許・コミュ力等々で、どのくらい支給できるのかは簡単に計算できなかったりします。資格持ちであるからと言って仕事（プロ）としてできるかどうかは全くわかりませんし、手当類は何々が該当するかは各種の個人情報を伺わないとこれまたわかりません。

他社さんの新卒初任給などでも同じ話ですが、我々人事が見てもなんでその数字になるか全くわかりません。各社ごとで給与規定という積算根拠はあるはずですが、それにしても各種手当や年齢・役職・職能ランクなどで変動します。

つぎに、面接終了後に面接官があなたのことを（あくまでも例えばですが）「本人の希望年収から考えて、営業部の〇〇エリア担当係長として採用したい」と査定したとします。しかし、これがひっくり返ることがあるのです。営業部長や、更に上の役員などから「□□エリアに同年齢の生え抜きがいて、係長であれば不均衡が起きてしまうので主任でしか無理」とか「◯歳を超えているので、この職歴と資格で係長はだめ」など。そうなると、給料の積算から変わってくるので、再度応募者と相談するか不採用かという話になります。これも面接後に社内で調整・検討して初めて分かることとなりますから、最初から中途採用の給料など真っ当な会社であれば伝えることは到底無理と言えます。

つまり、採用前から電話で「あなたの給料は◯円になります」というのは、かなり乱暴orいい加減な会社さんと言えます。例えるならば、あなたの家とか車がネットで３分査定と同じで、絶対にその金額にはなりませんよねという感じですかね。例外として考えられるのは、中小零細企業でワンマン社長がぱっと決められるとかくらいですかね。

また、前述のように求人票や求人誌に書かれている職種・条件待遇とは違う内容で採用を打診されるケースもありますので、必ず労働条件通知書か雇用契約書で内容確認するしか最終的な数字はわからないともいえます。

蛇足ですが、給料だけではなく賞与実績もしっかりお尋ねにならないと、会社によって0～6ヶ月分と差が激しいですから要注意でしょうか。月給×12の会社と、月給×18の会社（1.5倍）とがあるわけですから、年収ベースで比較されないと意味がないのかなと思えます。