解決済み
「現実的ではない」ということを直視できない人は結構な人数いるのだ。 知恵袋には「大学3年なんですが大学中退して声優になりたいです。どうすればいいですか」なーんて人が大勢相談に来ている。はたから見れば「大学3年までずっと帰宅部でしたがプロ野球選手を目指したいです」レベルで現実的ではないのだが、そういう相談に来る人間は後を絶たない。 つまるところ、大学3年になっていよいよ就活が目前に迫ってきて精神的にいっぱいっぱいになってしまった人間が現実逃避でそういうことを言い出すのだな。「こんな苦しい思いをして内定を勝ち取って1日8時間デスクワークするくらいなら、声優になってファンにキャーキャー言われて1日8時間の労働時間を過ごしてえ」みたいな。 大学生だけじゃない。知恵袋ではたとえば「看護師の仕事に疲れたんでデザイナーになりたいです」なんて相談が山ほどある。「デザイナーってパソコンひとつあればできてカフェでも働けてフリーランスになれば自分で労働時間を決められるんでしょ?広告で見たよ。アタシもこんな過酷な仕事とオサラバしてスタバでカフェラテ飲みながらマック開いてオシャレに働きたい」……みたいな人が大挙してWEBデザインスクールにカモられたりする。 現実の「1日8時間」がツラすぎるために、「好きを仕事にすれば1日8時間がハッピーな時間に変わる」という幻想を抱いてしまう人は後を絶たない……。のだ。
うちの父親が言った言葉ですけど、人生の中で仕事に費やさないといけない時間が1日8時間あるとしたら(仕事のことを考えている時間も含めると実質的にはもっと長いと思いますが)人生の3分の1になる。それだけの時間を使うのにそれを好きになれないとしたら大いなる人生の損失だと。 仕事は仕事で割り切ろうと思っても、何のストレスもなく毎日8時間ぴったりで終わるはずもなく結局は大きな部分を仕事に費やすことになります。その余暇に好きなことをすると言ってもそこまですっぱりなんのストレスもなく割り切れるのはよほど運がいいんだと思います。 私も好きになれる仕事をみつけることができず、義務感だけで仕事をして趣味や楽しみは他でしてきました。今は、体裁とか給料とかを考えずに好きなことを続けた方がよかったんだろうかとちょっと後悔してます。人生1度しかないですから。
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