実施設計というのは、設計を時系列的に見たときの言い方です。 建築設計のプロセスをおおまかにいうと、 施主さんから、こんな建物をつくりたいとうことで設計をスタートしますが、おおまかに、要望や法的規制を考えて、設計条件を整理する段階(成果品として基本計画書など)、それを図面(平面図、立面図、断面図など)にして施主さんと間取りなどについて合意する段階(成果品として基本設計図)、材料やとりつく機械器具などを検討して工事の発注図面を作る段階(成果品は実施設計図)、工事段階(施工者が作る施工図)があります。 工事を発注できる図面を作るのが実施設計といってよいでしょう。 意匠設計というのは、設計の対象を見た呼び方です(基本設計にも実施設計にもあります)。 建物の形状、間取り、高さ関係、内外部の仕上げなどを対象とした設計をいいます。 他に、構造設計(基礎構造、柱、梁、壁の配置、それらの配筋やサイズなどを計算によって求め構造図を作成する)、設備設計(建築に備わる電気設備、空調設備、給排水設備などを計算等により求め設備図を作成する)などがあります。 建築意匠設計は構造方式、設備方式と無縁ではいられないので、意匠設計者は施主や行政機関の他、構造や設備技術者との総合調整を行う役割もあります。
二つの円を思い浮かべてください。で、その円は重なる部分があります。 意匠設計は、人間の体で言うとその見た目と、内側の設計もまとめるような設計のことを指します。 (構造設計といえば骨格の設計、設備設計といえば臓器や血管、リンパの流れ等々の設計。 建築の設計は種類としては主に意匠・構造・設備の3つに分けられます。) 実施設計というのは、意匠がおおまかな、建築を設計する際の大まかな段階(例えば住宅なら何階建てか・間取りなど)が決まってから、かなり細かい、建物の部分部分も含めた実際の寸法や、メーカーの品番までも含めどの素材を使うか までを設計することです。 なので、最初の円のように、意匠設計の中の実施設計 と言える部分もあり、実施設計の中の意匠設計 と呼ばれる部分もあると言えるでしょう。 意匠設計の会社の場合、企画設計/基本設計/実施設計 と段階で分ける場合が殆どで 企画 どんな建物かのアイディアくらい 基本 建物の大まかな設計 実施 具体的かつ細かい【実際の】設計 といったかんじです。 意匠設計…主には建物の表面のデザイン(全体を左右しますが) 実施設計…実際に施工するための 設計です
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